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美容師は卒業式の着付けの資格があれば幅広いメニューを提供できる

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美容師として仕事をしていると、ヘアカットやパーマ、カラーリングなどの他にも幅広い仕事が出てきます。美容師資格だけでは担当できないものもありますし、研修や勉強会に参加することで知識や技術を取得して、ヘア以外のメニューを提供することができるようになる場合もあります。
美容師ならばぜひできるようにしておきたいのが、着付けになります。


目次
・理髪だけじゃない!美容室を利用する人たち
・卒業式や成人式で美容室を利用する人は多い
 ・必要な技術:着付けができる
 ・和装に合わせたメイクができる
 ・メイクや着付けの研修を受けよう
・卒業式の予約受付は早めに
 ・繁忙期は十分なスタッフを
 ・予約は一人ひとり十分な時間を確保
 ・料金は予約時間も考えて設定を
・卒業式の着付けは美容師の稼ぎ時!


理髪だけじゃない!美容室を利用する人たち


美容師を利用する人は、普段の髪の毛のお手入れをする人ばかりではありません。成人式や卒業式などで着る和装の着付けや、結婚式をする、または参加する人のヘアメイクなどで利用する人も多くいます。そのためヘアに関するサービスだけを提供しているのでは、なかなか他の美容室との競争には勝てません。
着物の着付け(夏は浴衣の着付けなどもおすすめ)や和服に合わせたヘアセット、メイクなどができると、着付けとセットでメニューを提供することができ、より多くの顧客を獲得することが可能になります。ぜひ幅広いメニューを取り揃えたいですね。

卒業式や成人式で美容室を利用する人は多い

成人式や卒業式で着物を着る人は多くいます。振袖や袴など一般の着物の着付けよりも難しい着物の場合、ほとんどの人が美容室を予約して着付けを行います。着付けのサービスを提供している美容室ならば、1月の成人式から2月、3月の卒業シーズンまで予約がいっぱい、というところも。
レンタルで着物を借りる人はそこで着付けをしてもらうことも可能ですが、一生に一度の晴れの日の着物。着付けやヘアスタイル、メイクをプロの手に頼みたいと思い、美容室を予約する人も多くいます。 複雑な帯の結び方や着物に合わせたヘアスタイルやメイクというのはなかなか自分ではできないもの。着付けと一緒メイクとヘアのセットも予約する人が多いので、美容室での一人のお客さんにかかる時間も長くなります。
また成人式や卒業式シーズンだからと言ってその人たちだけの予約をするわけではないので、一般のお客さんも受け入れつつ着付けやメイクの予約の人もこなしていく必要があります。十分な人手がないとお店を回していけません。
かきいれ時とも言える1月から3月の時期は、着付け、メイクができるスタッフを複数人確保して、スタッフ総出でなるべく多くのお客さんを囲い込みたいですね。

必要な技術:着付けができる

着付けを行うには国家資格が必要です。2009年の政令改正によって着付けは技能検定試験の対象になりました。そのため国家資格が必要になり、着付け技能検定を受けることが必須となったのです。 着付け技能検定は全日本着付け技能センターで行われています。学科と実技があり着付けの知識と技能が必要となります。美容師免許を持っている人は、2級着付け技能士に必要な実務経験が免除になります。また1級着付け技能士を受験するためには2年以上の実務経験が必要になります。
まずは2級の着付け技能士を目指すといいでしょう。

和装に合わせたメイクができる

着付けと一緒に予約されるのがヘアとメイクです。ヘアは美容師であれば専門ですが、メイクは一般的なメイクとは違い、着物に合わせたメイクの技術が必要になってきます。 着物色や柄などに合わせて、切る人の肌の色や目の色、雰囲気なども考えながら、洗練された和装向けのメイク技術が求められます。着付けはもちろんですが、その時のメイクもうまいと評判になれば、口コミでさらに翌年の着付けの予約にも繋がるので、ぜひ着物向けのメイクもバッチリ決めたいですね。
メイクの講習なども各地で行われているので、シーズンが来る前に勉強するのがおすすめです。

メイクや着付けの研修を受けよう

メイクの講習はいろいろありますが、着付けの研修も定期的に行われています。着物の場合は着付け教室などで講習を受けることができます。着付け技能士の検定では実技がありますから、検定を受ける前に基礎的な着付けの仕方を学ぶ必要があります。
帯の結び方などは流行もありますし、着付けやメイクの予約がピークの時にはいかに早く一人の人を着付けられるかというのが、多くの予約を取ることや売り上げにも影響してきます。普段は着付けの予約が入らないからあまり必要ないと思うかもしれませんが、メイクだけではなく着付けの勉強や研修も定期的に資格取得後も受けておくといいでしょう。

卒業式の予約受付は早めに

多くの学校の卒業式は2月から3月にかけて行われます。そのために、卒業式のための着付けやヘアメイクの予約は2月ぐらいから混み始めます。なるべく早くから予約の受付を開始することで、より多くの顧客を獲得することができます。 12月に入る前からまずは成人式の予約受付を開始しましょう。その後成人式が終わってからは卒業式の予約に関する情報をwebサイトやラインの公式アカウントなどでどんどん流していきます。もちろん店頭でも「ご予約はお早めに」といったポスターやポップなどを置いておくといいですね。
混み合う時期は、スタッフの補充も手厚くするようにしましょう。一人ひとりの着付けにかける時間を短くし、より多くの予約を入れられるように手際良くヘアメイクをできるように分担して担当者を決めておきましょう。 卒業式の着付けは、通常営業時間よりも早い時間の予約がほとんどです。普段の営業と合わせてスタッフが長時間労働にならないよう、うまくシフトを組む必要もあります。
早めに卒業式シーズンの情報をお客さんに知ってもらえるようさまざまな媒体で宣伝し、美容室もそれに備えるスタッフやシフトを組むことで、一人でも多く予約を獲得できるようにしましょう。

繁忙期は十分なスタッフを

卒業式シーズンは、いつものお客さん以外にも新規のお客さんや着付け、ヘアメイクの予約が入る時です。どちらもできる限り受け入れられるようにしたいですよね。
卒業式に限らず成人式の着付けなども、基本的には通常の営業時間よりも早い予約が入る場合がほとんどです。十分なスタッフを確保する、シフトをうまく組んで超過勤務にならないように調整するなどの配慮が必要になります。産休明けやパートタイムの美容師などをうまく組み込んで、最大限の予約を受け入れられる体制を作っておきましょう。 どうしても人が足りない場合には、就業時間を早めるなどで調整します。

予約は一人ひとり十分な時間を確保

卒業式のための予約は「着付け・ヘア・メイク」がもっとも多いので、着物の着付けからヘアのセッティング、メイクまでと一人ひとりに対応する時間が長くなります。 お客さんとしては一生に一度の晴れ姿なので、もちろん満足できる仕上がりを希望しています。希望をしっかりくみ取るために、カウンセリングにはなるべく時間をかけるようにしましょう。
予約が詰まっていてカウンセリングは難しい場合には、事前に着物や袴だけ美容室に届けてもらい、色や柄をチェックしてメイクやヘアスタイルのイメージをつかんでおくのがおすすめ。時短にも繋がり、より多くの予約を受け入れられます。

料金は予約時間も考えて設定を

成人式や卒業式などの予約は、式典の時間に合わせて予約が入るので、通常の営業よりも早い時間にスタッフが出勤しなければいけません。また通常の予約もこなすので、いつもよりもスタッフを増員する必要がありますし、着付けの資格を持っている人に働いてもらう必要があります。
成人式や卒業式の着付けのメニューを考える時には、人件費や着付けの仕事向けの早朝の手当などが増えることをあらかじめ想定しておいて、対策を取る必要があります。

卒業式の着付けは美容師の稼ぎ時!


美容室で着付けができるスタッフがいると、ヘアカット、パーマやカラーリング以外にも、よりお客さんに提供できるメニューの幅が広がります。着付けには国家資格が必要ですが、資格保有者が一人でもいると、着付けとヘアメイクと合わせたメニューを設定し受け入れることができます。
ぜひ、自社サロン内でも1人は1級着付け技能士を持つ人を確保しましょう。1月〜3月までの予約数や売り上げが変わってくるはずです。

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