およそ20年ぶりに基幹システムの全面的な刷新を行われたリーブ21様。この大掛かりなプロジェクトを任されたのがTBCSCATでした。
プロジェクトを担うベンダー選択の際に重視したポイントや、TBCSCATを選んだ決め手、導入後の効果などについて、リーブ21社取締役の北島様にお話を伺いました。
〈北島誠士様プロフィール〉
・株式会社毛髪クリニックリーブ21 取締役
・株式会社デリシアスエーシー 監査役
・fix執行役員
・日本発毛促進協会 代表理事
今回の基幹システム入れ替えにおいて、重視したポイントを教えてください。
基幹システムを全面的に刷新することで、契約管理から在庫管理、回収管理まで一元管理できるようにしたいと考えていました。また、管理体制を整えることで、レジなど現場業務の効率を良くすることもポイントでした。
そのため、導入にかかる経費はもちろんですが、エステティックの役務提供という当社の業態についてのノウハウがあるか、同業界のシステム構築の実績があるかという点は特に重視して、ベンダーの検討を行っていました。
そのなかで、TBCSCATの商品・サービスを選んでいただいた決め手などがあれば教えてください。
TBCSCATに任せたいと考えた導入の決め手は、「あらゆる業態に対する豊富な導入実績により、リーブ21の事業特性や構築したいシステム内容を、一番良く理解していただいたシステム会社」と評価いたしました。
まず1つ目が、美容業界のシステム構築についての知識と経験が豊富である点です。
TBCSCATは、美容室やエステサロン、ネイルサロン、アイラッシュサロン、美容ディーラーなど5,000を超える取引先があり、美容業界に特化したシステム構築を得意としている点に魅力を感じました。
2つ目が、会計に関するノウハウを有している点です。当社は預り金が伴う業態のため、正確な決算処理ができることが非常に重要となります。
TBCSCATは会計事業も行っているため、複雑化する企業の会計処理についても安心して任せられると感じました。
そして3つ目は、当社の事業特性や構築したいシステムの内容を、一番よく理解していただいたシステム会社であったことです。
ご発注いただいた後、システムの導入まで弊社のご対応は如何でしたでしょうか。
基幹システムの導入ということで、事前に経営層の方々と面談を行う機会を持ちましたが、その際に、TBCSCATの経営層の方々自ら、プロジェクトの開始から終了までしっかり責任を持って行うと力強く約束いただきましたことが印象に残っています。
実際にプロジェクトがスケジュール通りに進まない時などには、社長、副社長自らが状況確認の機会を積極的に持とうとされ、プロジェクト完遂への決意や会社の意志を伝えてくれたため、安心してお任せできました。
また、エステシステムの運用実績があるため、役務の伴う業務に精通されていたことや、業界特有の処理への理解がある点も非常に心強かったです。打合せ途中で発生する新たな課題に対しても、当社の社員に寄り添い、親身になって話を聞いていただきました。当社の社員としっかりと目線を合わせて開発に取り組んでいただけたので、より正確な要件定義ができたと考えています。
プロジェクトの進行全体を通して、上層部から社員の方々に至るまで、親身かつ誠実に対応していただき、TBCSCATの社風や一貫した企業姿勢を感じられました。
手厚いサポートと使いやすいシステムで業務の煩雑さが解消された
弊社の商品・サービスを導入して、お悩みや課題が解決された点を教えてください。
基幹システム刷新前は、「レジ精算システム」と「役務・在庫管理」の端末が分離していたため、操作が煩雑になってしまうという課題を抱えていました。新システム導入後は「受付・レジ精算から在庫管理」までが一元化され、業務が簡素化しました。
例えば、広告を見た方からのお電話を本部のコールセンターで受け付けておりますが、体験希望の方は近くの店舗の予約ができるようになり、受付から予約までスムーズに行えるようになりました。
また、管理本部においても、さまざまなコスト削減に繋がりました。例えば、刷新前のシステムの場合、システム管理の要望や変更の際には、関係各社との擦り合わせが必要でした。今回、システムを一本化したことで、機能改善などの要望がある場合は、TBCSCATとだけ打ち合わせをすれば良いという体制になりました。やりとりにかかっていた余分な時間や費用が不要になった点はよかったと思っています。
さらに、今回の基幹システムの刷新は、当社のあらゆるKPIに対する測定・評価のスケールにもなっています。
導入したあとによかったと感じたポイントなどはありますか?
TBCSCATは、各社毎に専任の営業担当者が置かれ、その方がメインとなり、サポートしてくれます。開発期間中も、開発担当者に丸投げするのではなく、営業担当者がシステムの内容についてしっかり把握してプロジェクトを進めており、非常に安心感がありました。日曜日や祝日でもコールセンターで問い合わせに対応していただける点も、心強いですね。
TBCSCATのシステムは多店舗運営の管理にも対応しているため、コースの残数管理や店舗ごとの在庫状況など、複雑で手間のかかっていた業務がグループ全体で一元管理できるようになりました。数値管理がより正確に行えるようになった点もよかったと考えています。
また、導入後のサポートの手厚さもTBCSCATに開発をお願いしてよかったと感じる点の1つです。新システムの稼働から1年程度経った現在でも、定期的に打ち合わせを行い、社員の要望や意見に耳を傾けてくれるのでとても助かっています。
弊社の商品・サービスについて、他の社員様や現場からの声や感想などはありましたか?
一般的に、既存のシステムを変更する場合、現場からはどうしても反発や不平不満の声が挙がるものです。しかし、新しくなったシステムを実際に使った店舗スタッフからはそういった声は全くありませんでした。
これは、開発前の打ち合わせ段階から、TBCSCATが当社に寄り添って親身に対応してくださった結果だと思っています。本部の社員だけではなく、店舗にも頻繁に仕様のすり合わせに通っていただいたことで、現場社員にも使いやすいシステムになったと考えています。
最後に、TBCSCATへの要望や、今後期待することについて教えてください。
刷新前のシステムは2002年から約20年間使ってきました。ですから、TBCSCATとも同様に長期的に安定したお付き合いをしていきたいと考えています。
TBCSCATの経営陣、社員の方々には、当社のシステムをしっかりと考え、サポートしてくれているという安心感があります。ぜひ、これからもこういった経営方針や志、理念を変えることなく、引き続き当社のサポートをお願いしたいと思っています。
リーブ21様取締役の北島様と弊社取締役の福田
本日はお忙しいなか、お時間いただき、どうもありがとうございました。