トータルビューティーサロンとは、ヘア・ネイル・エステ・まつげメニュー・脱毛など複数の美容サービスを1つの店舗で提供できる複合型サロンです。
「美容の用事がここで全部済む」という利便性から、近年とても人気が高まっています。
この記事では、開業に必要な準備・資格・費用・成功ポイント を、整理してお伝えします。
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トータルビューティーサロンとは?

複数の美容サービスを一つのサロンで完結できる総合型サロン。
来店ごとに違う店舗へ行く必要がなく、お客様の満足度が高いのが特徴です。
■ 提供される主な施術
- ヘアケア(カット・カラー・ヘッドスパ)
- ネイル(ジェル・ケア)
- まつげ(マツエク・まつげパーマ・アイブロウ)
- エステ(フェイシャル・ボディ)
- 脱毛
- 歯のセルフホワイトニング
施術分野が広がるほど、顧客が“別メニュー”に興味を持ちやすく客単価とリピート率が上がるのが大きな魅力です。
トータルビューティーサロン開業のメリット
① 幅広いメニューで客単価がアップ
来店1回あたりの利用金額が増えるため、売上が安定しやすくなります。
② リピーターを獲得しやすい
「ヘアのついでにネイル」「まつ毛のついでにエステ」など、相互利用が自然に増えます。
③ スタッフ配置が効率化しやすい
ピークの時間帯が施術分野によって異なるため、全体での業務負担が分散しやすくなります。
トータルビューティーサロン開業のステップ
① コンセプトとターゲット設定
「どんなお客様に、どんな価値を提供するのか」を明確にします。
例:
・30〜40代向け“時短で美しくなれる”総合サロン
・忙しいママ向け“託児つき”サロン など
② 提供メニューを決める
人気メニューを中心に構成し、スタッフの得意分野や資格と合わせて調整します。
③ 資金計画・事業計画書の作成
内装・設備・広告・人件費など、必要資金を算出します。
補助金の活用も視野に入れましょう。
④ 物件選定
・駅近
・女性の導線がある場所
・複数メニューを提供できる広さ
がポイントです。
⑤ 内装と動線設計
施術ジャンルごとにスペースを分けつつ、移動しやすい動線を意識しましょう。
居心地の良さはリピート率に直結します。
⑥ 必要設備・備品の調達
シャンプー台、脱毛機、エステ機器、ネイルデスクなど用途は多岐にわたります。
初期コストを抑えたい場合はリースも有効です。
⑦ スタッフ採用・教育
複数ジャンルの施術を提供するサロンほど、接客品質の統一が重要です。
マニュアル&研修で均一化しましょう。
⑧ 広告・集客準備
おすすめ施策は以下の3つです。
- SNS運用(Before/After投稿)
- LINE公式アカウント(リピート施策)
- 予約システム導入(ミスゼロ・効率UP)
開業に必要な資格
■ 美容師免許
ヘア・まつ毛の施術で必須です。
■ ネイル資格(任意)
・ネイリスト技能検定
・ジェルネイル技能検定
■ エステ・脱毛(任意 ※あると信頼性UP)
・認定エステティシャン
・脱毛士資格 など
資格が多いほど信頼につながり、価格設定もしやすくなります。
必要な開業費用の目安
- 内装工事:200〜600万円
- 設備(ヘア・ネイル・エステ・脱毛):150〜500万円
- 運転資金:50〜150万円
提供メニューが増えるほど初期費用は上がるため、できる範囲から段階的に広げる方法も有効です。
成功事例に学ぶポイント
① 複数施術で固定客が増えたサロン
ヘアを軸に“ネイルとまつげ”の導線を作ることで、1人当たりの来店頻度が2倍に。
② ターゲットを絞り売上が安定したサロン
30代女性に特化した結果、“このサロンは私向けだ”とお客様が判断しやすくなり予約が安定。
③ 業務効率化ツールの導入で施術に集中
予約管理・会計・顧客管理が自動化され、スタッフの作業時間が1/3に減少。
まとめ

トータルビューティーサロンは以下の3つを押さえると成功しやすくなります。
- ターゲットに合ったコンセプト設計
- 複合施術による客単価の最大化
- 効率化ツールでスタッフの負担を減らすこと
開業は大変ですが、準備を正しく進めれば、長く愛されるサロンを作ることができます。
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