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「美容師、働き方改革」宣言!美容室での働き方について紹介

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政府が掲げた「働き方改革」の背景にある目的や課題と、美容師の働き方を照らし合わせ、問題を検証していきましょう。平成~令和にかけて労働者全体の働き方が変化したことで、パート・フリーランス、業務委託など、美容師の働き方にも変化が生じています。雇用側、つまり美容室のオーナー側の雇用改革が求められている現状を紹介します。

目次
・新しい時代の美容師の働き方とは
・公言された「働き方改革」とは
 ・働き方改革が掲げられた背景
 ・働き方改革の目的
・美容業界の「働き方改革」とは
 ・美容師もできる!パート勤務
 ・フリーランス、派遣
 ・美容室オーナーの意識改革
・美容室の働き方改革は、オーナーの意識改革


新しい時代の美容師の働き方とは?


政府が掲げた「働き方改革」の背景には、労働人口の減少があります。現在の労働環境を見直し・改善し、生産性の向上を目指すことが急務になっているのです。平成~令和にかけて、労働者全体の働き方は大きく変化しています。 美容師も、パート・フリーランス、業務委託など、さまざまな就業形態で働けるようになりました。しかしながら、まだまだ浸透しているとは言い難く、完全に労働環境が整ったわけではないというのが現状です。 働き方改革を進めていくには、雇用側、美容室のオーナー側にも意識改革が必要です。美容業界の人手不足と従業員の定着率の低さを解消するということが重要でしょう。また、時間的制約で美容師を休憩していた、潜在的美容師の働く窓口の解放も求められています。 労働者の働き方改革は、雇用者側の意識改革、雇用改革にリンクします。時代とリンクした美容師の働き方を紹介します。

公言された「働き方改革」とは?

政府が掲げた「働き方改革」は、『働く人々が、それぞれの事情に応じた多様な働き方を選択できる社会を実現するために。(政府広報)』を公言しています。 働き方改革は、労働者のさまざま事情に対応した働き方を推奨するもの。働く側の生活を充実・安定させるための改革です。
1. 長時間労働見直し・柔軟な働き方
・長時間労働の上限を規制:1か月45時間、45時間を超える場合は6か月以内、年間合計360時間以内とします。
・労働時間の状況を開示:労働時間を把握できるようタイムカードなどで管理します。
・時間外労働、残業代賃金の割増率アップ:月60時間を超える残業代賃金の割増率の引き上げが、2023年4月以降実施されます。
・フレックスタイムス制:フレックスタイムの清算期間の延長、現状1か月から3か月になります。
・有給休暇の確実な取得:10日以上の付与者には、時季を指定し、毎年5日間の有給休暇の付与の義務があります。
2. 多様化した就業・雇用形態の普及(高齢労働者の促進)
・短時間労働、高齢者労働の窓口を広く開放します。
・正規社員以外の雇用枠を拡充します。
3. 正規社員と非正規社員の待遇改善
・待遇格差の解消:正規社員と同等の職務内容である場合、待遇の格差が禁止されます。
・派遣社員の待遇の見直し:派遣先の正規社員と同様、または均等の待遇を確保しなければなりません。 労働者に、能力と意欲に応じる就業機会を与える環境づくりです。

働き方改革が掲げられた背景

働き方改革の背景には、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少にあります。そこで問題になってきていることが、既存労働者の超過勤務です。この過重労働に対し、過労死などの被害を避けるために働き方を変えていく必要があるのです。 事業主、雇用側が労働環境を改善・整備することで、労働者が充実・安定した生活を確保することができます。また、就業形態の窓口を拡充することで、労働人口を増やすことができ、人手不足の解消から生産性も向上。延いては、出生率のアップも期待できます。そして生活環境の制限や、条件の厳しさから就業を諦めている、即戦力ともなる潜在的労働力の掘り起こしにもつながるのです。

働き方改革の目的とは

働き方改革では、人生100年時代とも言われるこの時代に「一億総活躍社会」の実現を目指しています。 介護や育児との両立で時間的制約という労働者側の事情により、働き方へのニーズが多様化している状況です。そのためにも、就業機会の拡充や働きやすい環境をつくることが必要です。 労働者側が持つさまざまな事情に対応し、多様な働き方、自分に合った働き方を選択できる社会を実現し、人手不足の解消と生産性の向上を目指し、豊かな人生が送れる明るい未来を目的としています。

美容業界の「働き方改革」とは?

美容師は人気の職業である一方、「長時間労働」「お給料が少ない」「休みが取れない」などの厳しい職業というイメージは払拭できません。また、時代の流れにより、若者の考え方にも変化が表れていて、「たくさん働いて稼ぐ」「昇給のためならば休日も返上」という仕事主義から「自分の時間を大切にしたい」「自分のペースで働きたい」という意識に変わってきました。現状は、この意識変化に環境が伴わず、慢性的な人手不足の問題を解消できずにいます。 人手不足の解消は生産性の向上につながります。生産性が向上すれば売り上げもアップし、従業員への還元もでき、定着率につながります。人手不足の解消という課題の解決策として、「働き方改革」による長時間労働の上限の制限があります。 就業形態の改革もまた、重要なポイントになります。経験者をパートや派遣により雇い入れ、人材を確保。時間的制約をきちんと受け入れ、美容室の予約システムを充実させることで、顧客対応がフル稼働できます。 予約システムを導入することは、顧客管理と人材確保に大きく役立ちます。また、パート就業の美容師もむだな拘束なく、効率よく働くことが可能に。 美容師の働き方改革は、雇用側・労働側双方のメリットが実現可能になると言えるでしょう。

美容師もできるパート勤務!

美容室の慢性的な人手不足解消のため、雇用側の窓口が拡充されています。これまでの体制からは全く考えられなかった、時間制限付き、パート勤務の美容師です。
【労働者側のメリット】
・契約により時間制限付きなので、介護や子育てという日常生活に支障なく働くことができます。
・休日なども、自分の都合により調整できます。
【雇用側のメリット】
・即戦力を雇うことができます。
・予約管理業務の目安になり、売り上げの見込みになります。
・社会保障などの費用がカットできます。(勤務日数や労働総時間により変わります)
想像以上に多くの潜在美容師が存在していると思われますので、活躍の場さえ広がれば、お店の利益にもなることでしょう。

美容師フリーランス・派遣

さらにピンポイントでの就業を望む場合は、フリーランスやエージェンシ所属の派遣という働き方もあります。 フリーランスの場合、結婚式や成人式などのピンポイントでの出動で働くことができます。予め分かっている予約に応える業務なので、準備や打ち合わせも事前に行うことが、働きやすい環境です。 派遣での場合は、エージェンシが中間にあるので、自分の条件にマッチした美容室で業務でき、契約終了後も次の勤務先を紹介してもらえます。 パート同様にスキルと経験値は必要になりますが、これまでの自分の経験や美容師免許を生かす大きな窓口です。

美容室オーナーの意識改革

長時間勤務など、負のイメージ払拭や人手不足解消のためにも、美容室オーナー、雇用側もこれまでの古い体制を捨て、時代に合った意識改革が必要です。 長時間拘束の改善や休憩時間の確保、休日の管理など、働きやすい環境の提供により、美容師の定着率も上がります。また、就業形態を広げた雇用を受け入れることで、人材の補填にもなります。 効率的な環境づくりに、美容室オーナーの負担が心配されますが、雇用者側にも自治体などによる各種支援があるので、こちらを利用すればオーナーの費用や負担も軽減されるでしょう。

美容師の働き方改革は、美容室オーナーの意識改革!


2019年4月に施行された「働き方改革」は中小企業にも及びます。これは、労働環境の改善から労働者人口の増加を実現するものです。 美容業界も柔軟な働き方、多様な就業形態の実現が可能になってきています。雇用側の意識の変化とともに、そのための環境づくりも認知されています。 近い将来、美容師も、自分らしい、自分に合った新しい働き方ができる職業になるのではないでしょうか。美容師の働き方改革は、美容室オーナーの意識改革、時代にリンクさせた働き方を実現するということです。

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