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パート美容師という働き方をしてみよう!何に気を付ければいい?

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2019年4月より「働き方改革」が施行されました。高齢化も進む中、これからは雇用の多様性を認めるような社会に変わっていかなければなりません。美容師は正社員というイメージがあるかもしれませんが、最近はパートタイマーでの求人も増加。そこで、仕事に復帰する第一歩として、パートという働き方をしてみてはいかがでしょうか。

目次
・美容師として復帰したいけど、正社員で働く自信はない…
・正社員、パート、派遣社員…雇用形態の違いは?
 ・雇用期間からみてみる場合
 ・保険制度での違いはあるの?
 ・では、どの働き方を選べばいいのか
・美容師のパートをはじめるにあたり、知っておきたいメリット・デメリット
 ・美容師のリアルな意見
 ・パートで働くメリットは?
 ・パートを選んだら起こるデメリットも覚えておこう
・パート美容師でいられるのは、周囲の理解があってこそ

美容師として復帰したいけれど、正社員で働く自信はない…


美容師として一人前になるには、修業が必要です。また、美容師という仕事が好きだから、この職についたという方も多いでしょう。出産などで一度仕事から離れると、いざ好きな仕事をもう一度やりたくても、特に小さい子供がいる場合は難しいでしょう。最近は男の人も、家事や育児を分担するという風潮ですが、実際には女性の負担が多くなっています。2018年の全国家庭動向調査でも、家事・育児の負担割合は男性2:女性8という調査結果が。働くならば短時間だけの「パート」という選択肢があります。正社員との違いや、パートで働くメリットデメリットを紹介します。

正社員、パート、派遣社員…雇用形態の違いは?

雇用形態にはいろいろあります。正社員やパートのほかにも派遣社員、業務委託など。正社員の中には短時間労働の正社員もいます。これらの雇用形態は法律で定義されており、厚生労働省のホームページでも紹介されています。
・派遣社員(派遣労働者)・・・人材派遣会社と労働契約を結び、労働派遣契約を結んでいる会社へ派遣される。指揮命令を受けるのは派遣先の会社。
・契約社員雇用・・・期間が決まっている雇用形態の一例。契約期間(上限3年)を終了すると、自動的に雇用関係も終了。
・パートタイム労働者・・・同じ会社に勤めている正社員と比べて、1週間の所定労働時間が短い労働者。「パートタイマー」「アルバイト」などの呼び方がある。
・短時間正社員・・・労働条件は同じだが、1週間の所定労働時間がフルタイムの正社員よりも短い正社員。
・業務委託(請負)・・・仕事の出来高に対して報酬が支払われる。原則として労働者ではなく、事業主として扱われる。
では実際には、上記以外に何か違いはあるのでしょうか。たとえば雇用期間とか社会保険の加入の有無など。この2つは働くにあたり、特に気になるところですね。雇用形態による違いをみてみましょう。

雇用期間からみてみる場合

上記に挙げた雇用形態のうち、正社員は無期限で雇用される「正規雇用者」です。それ以外の派遣社員、契約社員、パートは期限が決まっており、「非正規雇用者」と呼ばれます。業務委託は自らが事業主となるので、ここでは省略します。 雇用契約に期限があるというのは、更新を繰り返しながら働くということです。長期にわたって同じ職場で働いているのに、いつ契約が終了してしまうのかと不安も尽きません。 そこで、法律が整備されました。2013年4月1日以降に5年以上継続して、同じ職場で働いている非正規労働者は、自らの申告により無期限に転換できることとなったのです。

保険制度での違いはあるの?

雇用形態と社会保険加入の有無は関係ありません。社会保険は、働き方によって違ってくるものです。社会保険には5つの種類がありますが、雇い主が加入の「労災保険」、40歳以上強制加入の「介護保険」以外についてご説明します。 「雇用保険」は労働時間が基準。たとえ非正規雇用でも、条件に当てはまれば加入が必要。加入していれば、失業保険など各種給付金を受給できます。 「公的医療保険」「公的年金」については、収入が基準になります。美容サロンは社会保険に未加入のところもあり、正社員でも自分で国民健康保険に加入している人も多いようです。

では、どの働き方を選べばいいのか

業務委託は、自由に働き方を決められるのがいいところ。でも個人事業主になるので、雇用者として守られていません。短時間正社員は、制度が整っていないところが多いようです。フルタイムの正社員となると拘束時間が長く、家事育児との両立が難しい。特に子どもが小さくて保育園にお迎えが必要な時期だと、いろいろと支障が出てくることが多いでしょう。 派遣社員は繁忙期などの期間限定や、契約終了時に次の派遣先がすぐに決まらないこともあります。契約社員は、契約期間満了後に次の職場を自分で探す必要あり。パートは短い時間の中で働けばいいので、家事や育児との両立も不可能ではないでしょう。

美容師のパートをはじめるにあたり、知っておきたいメリット・デメリット

それではパートで働いてみようかと思ったとき、少しでも不安を軽くするために、知っておくといいことがあります。はじめに、美容師のパート求人はどれくらいあるのかということ。それから、パートで働くメリットやデメリットには、どのようなものがあるのかということです。 美容院の数は年々増加しています。厚生労働省ホームページに「平成30年度衛生行政報告例」の衛生関係施設年次推移というデータがあります。2014年に約237,525軒だった美容院は、毎年数を増やしていって、2018年には251,140軒まで増加。店舗が増えているならば、美容師の需要もあるはず。正社員での募集と比べればパートでの募集は少ないですが、求人サイトで探せば美容師のパートでの求人募集はあります。美容師パートの時給は地域にもよりますが、1,000円前後といったところです。 一般社団法人国際総合ビューティスト協会が実施した「ママ美容師の復職に関する実態調査」では、美容師として働く(または働いたことがある)ママのリアルな声が聞けました。アンケート結果からは、パートで働くメリットやデメリットが浮かび上がってきます。

美容師のリアルな意見

・急な呼出があると、予約のお客様に迷惑をかける。職場に託児所があったり、子連れ出勤可能な職場ならいいのに。
・学校行事の時に休みたいがなかなか取れず。理解のある職場だったら休みを取りやすい。日曜・祝日休めるところは、家から遠く通勤に時間がかかる。
・時短正社員になりたいが制度がない。個人経営のお店だと社会保険に入れない。拘束時間が長いわりに給料が安い。
・アシスタントで退職した場合、復帰してスタイリストになりたくても、技術を学ぶ時間がない。講習会に行きたいが、時間が遅くて行けない。

パートで働くメリットは?

まだ復帰していないママ美容師のうち71%は、パートでの復職を希望しています。いちばんのメリットは、正社員よりも短い時間内で、自分が働きたい時間に働けること。また、基本的には残業をしなくてもよいので、時間通りに仕事が終わることです。パートならば税金面で損をしないような、扶養の範囲内で働くことも可能。 次に、リアルな意見の中にあった「ブランクが空いてしまう不安」を、少しの時間でも実際に働くということで解消できます。そして好きな美容師という仕事ができることも、メリットのひとつでしょう。

パートを選んだら起こるデメリットも覚えておこう

・美容サロンは土日が稼ぎ時なので、土日に休めない。保育園がお休みで預け先がない場合、子どもの預け先を探す必要が出てくる。子どもが小学生以上でも、土日に一緒にいる時間が取れない。
・仕事中に子どもの具合が悪くなって、お迎えの連絡が入ったときに、お店の同僚や、指名が入っている場合にはお客様にも迷惑をかけてしまう。
・定時で帰れるといっても、忙しい時間帯だと帰りづらい。
・正社員と比べると、給料が安い。責任の重い正社員とは、やはり立場が違ってくるのでコミュニケーションがうまく取れないこともある。

パート美容師でいられるのは、周囲の理解があってこそ


正社員ではなくパートで働こうと思うのには、さまざまな理由があります。ここでは家事育児に忙しい母親を想定しました。希望の条件をすべてクリアできる職場を探すのは、なかなか難しいことでしょう。でも仕事はタイミングなので、あきらめずに探してみてください。また、美容師として仕事を始めることになると、職場の人やお客様、そして家族の理解や手助けが必要になってきます。自分が気持ちよく働きたいと思うならば、感謝の気持ちをもって、言葉や行動で表すことが大切です。 パートで働き始めることによって、これまでよりもさらに充実した生活を送れますように。

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