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美容サロンで加入できる保険の種類は?知っておきたい万が一の保障

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美容サロンで働く場合、保険に加入した方がいいのでしょうか。美容サロンで働いていても、何かのトラブルで多額のお金が必要になるリスクはあります。傷害保険や経営保険、賠償保険などに加入しておく方が安心でしょう。また美容サロンの経営者は、従業員に対する保険の加入なども必要です。安心して働けるよう、保険の種類などは開業前に詳しく調べておきましょう。

目次
・美容サロンに保険は必要?
・美容サロンで入っておきたい保険とは
 ・傷害保険
 ・経営保険
 ・賠償保険
・美容サロン経営で必要な保険
 ・雇用保険
 ・労災保険
 ・社会保険は加入義務がある美容サロンのみ
・美容サロンで加入する保険の種類は様々

美容サロンに保険は必要?


どんな職業の人でも、仕事をするうえで保険に加入する、または加入を検討します。オフィスで働くビジネスパーソンの場合は、厚生年金や健康保険のほかに労災保険や雇用保険などに加入します。フリーランスや個人事業主の場合は、どこかの組織に属するわけではないので、自分で必要な保険に加入します。
美容サロンで働く美容師や美容サロンを経営する人の場合も同じように、万が一仕事中に怪我をしたり顧客とトラブルがあったりしたときのために保険に加入しておく方が安心です。また、経営者は従業員のために加入するべき保険もあります。美容サロンで検討した方がいい保険の種類などについて詳しく見ていきましょう。

美容サロンで入っておきたい保険とは

美容サロンとして加入しておきたい保険はいくつかあります。「美容サロンは、お客さまがヘアスタイルを整えきれいになる癒しとサービスを提供するところ。保険などに加入する必要はない」と考える経営者もいるかもしれません。しかし、美容サロンも顧客にサービスを提供した対価として料金を支払ってもらうビジネスです。
従業員同士や顧客との間にトラブルなどが起きる可能性はゼロとはいいきれません。たとえば、顧客に使用した薬剤が合わずに皮膚がかぶれたり、薬剤をつける時間が長くなりすぎて髪が傷んでしまったり、ヘアアイロンが肌に触れて火傷を負わせてしまったりするリスクは日常的にあります。
さらに、カラーの薬剤が顧客の服についてしまう、顧客から預かった上着やバッグなどを紛失してしまうなどのトラブルも考えられます。そのほかにも美容サロンの店舗が火事になったり、自然災害や震災などで被害を受けたり、経営者や従業員が仕事中または通勤途中に怪我をする可能性もあります。
美容サロンを経営する上でさまざまなトラブルが起きることが考えられるため、美容サロンと従業員、そして顧客を守るためにも、必要な保険に入っておく方が安心でしょう。

傷害保険

美容サロンを個人で経営している場合でも、従業員を1人でも雇っているなら、労災保険に加入しなければいけません。労災保険は、従業員が仕事中に怪我をした場合や、通勤の途中で事故などにあった場合などに国に申請します。
しかし、従業員の労働に関する災害で休業が4日未満のものについては、労災保険ではなく雇い主が従業員に対して休業の補償をしなければいけないことになっています。損害保険は、労災保険が適用しない場合や、労災保険を申請しないケースのときに従業員に支払う補償のために加入しておくといいでしょう。

経営保険

従業員のための保険だけではなく、経営者にも保険は必要です。美容サロンを経営している人の場合、労災保険には加入できません。そのため、経営者が病気になったり仕事中や通勤途中などで怪我をしたりしたときにも保障が必要です。経営保険に加入しておけば、経営者の生活や収入の備えになります。
美容サロンの経営保険にはいろいろ種類があり、保障内容もさまざまです。保険会社の担当者と相談して、美容サロンの規模や収益、経営者の家族構成なども考えて万が一のときに十分な補償を得られるようにしておくと安心です。

賠償保険

顧客からのクレームでトラブルになったり、施術中に事故が起きたりした場合に、賠償保険が役立ちます。美容サロンで起きた顧客とのトラブルに対する賠償は、美容サロンが行わなければいけません。火傷を負わせてしまったり、髪が著しく傷んでしまったりした場合などは、訴訟問題になったり多額の損害賠償を請求されたりする可能性もあります。
訴訟になると、裁判費用や弁護士に依頼する費用なども必要になってきます。賠償保険に加入していれば、これらのトラブルが起きたときに対応できます。
賠償保険にもいろいろ種類がありますが、理美容行為を不担保にするか担保にするかは加入前にしっかり検討しましょう。不担保にすると、パーマやカラーリングなど美容行為で起こったトラブルは保険適用外になってしまいます。
顧客から施術の仕上がりが不満といわれてトラブルになっても、保険はおりないので注意が必要です。

美容サロン経営で必要な保険

美容サロンを経営するうえで、内部の従業員に対して必要な保険もいろいろあります。美容サロンも本来は従業員を雇っていれば、企業に雇用されているビジネスパーソンと同じように、健康保険や厚生年金、雇用保険、労災保険などの社会保険に加入する必要があります。
しかし美容サロンの社会保険加入率は、近年増えてきているとはいえ、ほかの業界よりもまだまだ低いのが実情です。社会保険に加入すると、社会保険の負担額を従業員と事業所で折半します。給料の額でいうと、14〜15%程度の費用を事業者が負担することになります。
社会保険料の負担額は、小規模な美容サロンにとっては非常に高額となるため加入していない経営者もいます。社会保険の加入義務がある美容サロンなのに加入していない状態が続くと、日本年金機構から指導がきます。もし指導に応じない場合は、立入検査、さらに強制加入後、過去2年間さかのぼって社会保険料を請求される場合があります。
社会保険料は、経営上決して軽くはない負担額になりますが、従業員が安心して働ける環境作りの一環として、加入が必要な美容サロンは早めに手続きを取るようにしましょう。

雇用保険

健康保険や厚生年金とあわせて加入するのが雇用保険です。雇用保険は、失業したときや育児などで休業している間に生活支援を受けられるようにするためのもので、雇用の促進や安定を目的として作られています。
美容サロンは、開業するお店の数も多いですが廃業する件数も高い業界です。万が一働く美容サロンの経営が立ち行かなくなり廃業を決めた場合でも、雇用保険に加入していれば従業員はすぐに失業手当をもらえるので、次の職場を見つけるまでの生活を保障できます。また雇用保険に加入していれば、産休や育休も取りやすくなるでしょう。

労災保険

労災保険は正式には労働者災害補償保険といいます。先ほど述べたように美容サロンでの仕事中に怪我をしたり、通勤途中に事故にあったりしたときに賃金の補償をしてくれます。ほかにも業務上や通勤途中の事故や怪我で後遺症が残った場合や、亡くなったときにも保険料が支払われます。

社会保険は加入義務がある美容サロンのみ

雇用保険と労災保険に関しては、法人の美容サロンでも個人事業主の美容サロンでもすべての美容サロンで加入しなければいけないものです。しかし、健康保険と厚生年金に関しては、加入義務がある美容サロンだけが対象となっている保険です。
健康保険と厚生年金の加入義務のある美容サロンは、株式会社などの法人で経営している店舗です。個人事業主の形で経営している美容サロンは、加入の義務はありません。本来は個人事業主でも従業員が5名以上いる場合は、強制適用事業所の対象となり加入しなければいけないと定められていますが、飲食店や理容理髪などの業界は対象外になっています。

美容サロンで加入する保険の種類は様々


美容サロン経営をするうえで入っておくべき保険の種類はいろいろあります。これから美容サロンを経営する場合は、早めに保険会社の担当などと連絡を取り、どんな保険への加入が必要か検討しましょう。
また、雇用保険と労災保険は必ず加入しなければいけない保険です。従業員を雇うときにこれらへの加入も済ませましょう。保険は、経営者も従業員も安心して働ける美容サロンを作るために必要です。

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