では、どうしてサロンではネット予約を導入するのでしょうか。広告宣伝費?周りのサロンが掲載しているから?導入には様々な利点があるとは思います。ここではネット予約の必要性について、実際のサロンの声を聴く場面の多い営業マンの視点からお伝えしていきます!
目次
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・施術中でも電話は取らなきゃいけない ・予約時間に制約のないネット予約 ・ネット予約は売上アップに繋がる ・ティビィシィ・スキヤツトの予約システムの特徴 ・大手予約ポータルサイトには落とし穴も? ・周辺サロンと同等に掲載されてしまう ・費用対効果があるのか見極めよう ・メリットデメリットをしっかりと把握しておこう ・ネット予約の今後 |
施術中でも電話は取らなきゃいけない
普段のサロンワークの中で、お客様の施術中に電話がなりお客様を待たせてしまった経験がある美容師さんも多くいると思います。こういった経験は特に、少人数のサロンに多く見られるケースでもあります。待たせてしまうことにより、お客様の対応がおろそかになってしまいますが、かといって電話に出られなければ、予約の機会損失に繋がってしまいます。こういったサロンで活躍するのがネットです。ネットからの予約を可能とすることで予約の窓口が増え、お客様からの電話予約の回数を削減することができます。更に電話対応に慣れていない、新人の電話対応に気を遣わずに済むといったこともメリットの一つです。
ネット予約を開設することで、サロンワークを少しでも改善し、お客様により良いサービスを提供することに繋げていけます。
予約時間に制約のないネット予約
ネット予約の最大の利点は、予約の手軽さです。お客様が美容室に行こうと思うタイミングは何時が多いのでしょうか。ケースは様々ですが最も多いと言われているのが、入浴後です。入浴後の姿を鏡で見た際に「そろそろ切りたいな」と思うお客様が多いようです。日本人の入浴の時間帯は21時~23時。お客様がその時間帯に予約を取ろうと思っても、電話予約だとお店が営業時間外なので予約を取ることができません。これは一つの予約機会損失です。そんな時に、ネット予約があることで営業時間外、定休日であっても即日予約を取ることが可能になります。来店するお客様の年代は様々。様々な年代層のお客様の予約を取りこぼさないためにも、ネット予約が開設していることで、予約数を飛躍的に伸ばすことができるのです。
ネット予約は売上アップに繋がる
電話の回数を減らせる、時間に制約なく予約を受けることができる。この理由からネット予約が売上UPに直結することは明確です。サロンの売上を伸ばす方法の一つに、来店サイクルの短縮、つまり来店回数を上げるという方法があります。この来店回数を伸ばすというのは容易なことではありません。なぜならお客様は自身のタイミングで予約を取りたいと思うからです。私の担当しているサロン様にお伺いしたところ、「次回予約を取ると嫌がるお客様がいる」「予約という日にちに縛りをかけたくない」という声を頂きました。そういったときに活躍してくるのが、やはりネット予約です。ティビィシィ・スキヤツトの「Sacla」はお客様の来店サイクルを計算し、次の来店の推奨日を算出してくれます。それに合わせて普段のお客様の来店サイクルより日を少し短くしてアプローチすることができるのです。その際、ネット予約からの予約であれば通常の金額よりお得感を見せることで、来店サイクルを短縮し、ネット予約の獲得を伸ばしたサロンも実際にあります。
今は高齢の方でもインターネットができる時代になっています。来店するお客様が高齢の方ばかりで、お客様が使えない、といった、理由でネット予約を開設することにメリットを感じないオーナー様も中にはいらっしゃると思います。ネット予約を開設した時、お店にどういった利点があるのか、またお客様側にどういった利点があるのかを考えてみるのも大切なことではないでしょうか。
ティビィシィ・スキヤツトの予約システムの特徴
TBCCSATのPOSレジ「Sacla」にも予約マイスターという予約システムが搭載されています。予約マイスターをPOSレジに加えることで、既存のお客様が予約をしてきた場合、お客様の情報とPOSレジの情報を紐づけすることができるのが特徴の一つです。それによって、前回のお客様の施術内容、来店履歴がすべてPOSレジ上で反映され、データの集計が簡略にできるようになります。更にネット予約のご案内も、お店のホームページにリンクを載せたり、精算した後にレシートから発行されるQRコードを読み取ったりするだけで簡単に予約サイトへ移ることができるのです。
こういった、ご案内方法の手軽さも「Sacla」の予約マイスターの特徴ともいえます。
大手予約ポータルサイトには落とし穴も?
今後、ネット予約を活用しようとするサロンに一つだけ注意点があります。それはなるべく自社での予約システムを設ける、ということです。近年、様々なネット予約ポータルサイトが増え続けています。最大手のクラスになると利用者数は5000万人越えとも言われています。知名度抜群の予約ポータルサイトですが、サロンが掲載する落とし穴もあるので説明していきます。周辺サロンと同等に掲載されてしまう
お客様がポータルサイトから予約する際に閲覧できるのは、自分のサロンだけでありません。他のサロンも同時に掲載されています。また、ポータルサイト経由で来たお客様の来店後に別のサロン紹介しているポータルサイトもあります。そのため、常連のお客様が他のサロンに行かれ失客しまうリスクもあります。費用対効果があるのかを見極めよう
ポータルサイトの掲載料は、地域やプランにもよりますが、都心部であれば月の価格は10万円を優に超えると言われています。更に掲載順を上位に掲載するためにはさらなる課金が必要です。また、ポイント制度を導入しているサイトも多くあり、予約があれば売上のいくらかをお客様にポイントとして計上するというルールもあります。サロン側は掲載している以上、掲載料やポイントの手数料を加味した上で売上を上げていかなくてはなりません。ポータルサイトは知名度ゆえに、新規のお客様の獲得には向いてはいるものの、実際にそのお客様がリピートにつながるかどうかは難しいところではあります。
ポータルサイト経由で新規のお客様が10人来店したとします。その後10人のお客様がリピート割合は2割でいい方と言われており、高い掲載料を払っているにもかかわらずリピーターが増えないということもざらにあると言われています。
メリットデメリットをしっかりと把握しておこう
大手ポータルサイトへの掲載はもちろんメリットもあります。お客様にサロンを知っていただくには非常に有効的ですし、新規の獲得には絶大な効果があります。しかし、これまで説明してきたように落とし穴もあります。メリットデメリットをしっかりと把握することが大切です。ネット予約の今後
これまで、ネット予約の利点と欠点について説明してきましたが、サロンを経営していく上でネット予約の必要性を感じていただけたでしょうか。
時代に合わせて、サロンの経営スタイルを変えていくのは言うまでもなく、私自身が思うことは、ネット予約はあくまで手段であり、お店の売上を伸ばしていくのは、経営者やサロンで働くスタッフであると思います。その手助けとして予約ポータルサイトやティビィシィ・スキヤツトのPOSレジ「Sacla」があります。自分のサロンにはどのような形が合うのかを、ぜひ考えてみてはいかがでしょうか。
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