美容サロン向けITソリューションサイト SCAT株式会社

美容サロン経営の考え方は何が正解?失敗しないポイントややるべきこと

HOME > お役立ち情報 > 美容サロン経営の考え方は何が正解?失敗しないポイントややるべきこと
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
自分の美容サロンを持つことは、多くの美容師にとって憧れであり目標です。しかし、美容サロンをオープンさせることは比較的簡単でも、うまく経営していくことはとても難しいもの。美容サロン経営は、カットやパーマ、カラーの技術がどれだけ優れていてもうまくいかないこともあります。今すぐに経営者の考え方を学んで、活かしていきましょう。

目次
・美容サロン経営と雇われの違い
・美容サロン経営が難しい理由
 ・店舗が多すぎる
 ・経営の考え方を知らない
 ・十分な準備ができないままオープンする
・美容サロン経営を成功させる方法とは
 ・事業計画をしっかり立てる
 ・収支について把握する
 ・顧客を増やしたり客単価を上げたりするための工夫をする
・美容サロン経営を成功させる考え方を学ぼう

美容サロン経営と雇われの違い


美容サロンを経営する場合とどこかの美容サロンで雇われて働くのは大きな違いがあります。仕事内容はどちらも美容師として顧客の悩みや要望を聞いてヘアをカットしたりスタイリングしたりすることです。雇われている美容師は、決められたシフトで美容サロンで働けばよいですが、美容サロン経営者になると、美容師の仕事以外にも経営者としての仕事も加わります。
経営がうまくいかなくなれば、休日も返上して、顧客を獲得し売り上げをあげる対策を考える必要がありますし、人を雇って美容サロンを経営する場合は、雇用を確保する義務も出てきます。雇われている美容師の方が気が楽ですが、自分のやりたいように自由に美容サロンを作りたい人は、独立して美容サロンを経営しようと考えます。

美容サロン経営が難しい理由

多くの美容師の目標でもある美容サロン経営。しかし美容サロンをオープンさせても5年後、10年後も生き残っている美容サロンはそれほど多くはありません。10年続く美容サロンはオープンする全体のお店の約5%ともいわれています。美容サロンを開業するのも簡単ではありませんが、それを維持していく方がはるかに至難の技なのです。
美容師として経験を積んで腕を磨いて、独立するためにお金を貯めてコツコツと準備を進めている美容師の人も少なくないでしょう。しかし、美容サロン経営の現実はかなり厳しいと認識していた方がよさそうです。それでも、自分の美容サロンを持ちたいと思うなら、美容サロン経営の現実を知り、経済的な面の準備だけではなく経営のノウハウをしっかり学んでから満を辞して美容サロンを開業してください。
まずは美容サロン経営がなぜそんなに難しいのか、現状と失敗するときのポイントなどについて学びましょう。意外に思うかもしれませんが、美容サロンを経営したい人の多くが基本的なことを知らないまま開業してしまうため、廃業につながっているケースも多くあるのです。

店舗が多すぎる

美容サロンの店舗は、全国に数多くあります。美容室は2021年時点で、全国で25万4422件あります。理容室は減る傾向がありますが、美容サロンは過去最高の店舗数となっています。コンビニの数よりも多いといわれる美容サロン。都市部だけではなく、ベッドタウンや住宅街などでも複数の美容サロンが点在しています。
都心部にある大手の美容サロンの場合は、家賃が高額になります。駅から近い、ショッピングや食事などの合間に立ち寄れる便利な場所に構えるとなると、毎月かなりのコストがかかります。常に多くの顧客に来てもらう必要があり、宣伝広告費なども高額になりがちです。 一方、規模の小さい美容サロンは、個人経営や少人数で経営するため人件費や家賃、光熱費なども抑えられますが、1日に対応できる顧客の数も限られてしまいます。
どの程度の規模の美容サロンでも、それなりにコストがかかり、美容サロン自体の数が多いので顧客を取り合う形になってしまうのは避けられません。

経営の考え方を知らない

美容サロンを経営するときに必要なのは、美容師としての技術や知識、経験だけではありません。経営の知識がないと美容サロンをオープンさせてもうまく軌道に乗せられない可能性が高くなります。特に数字に関しては雇われていた頃以上に敏感に、シビアに把握するべきでしょう。
美容サロンをオープンするために必要な資金だけでなく、経営していくために必要な毎月のランニングコスト、毎月何人の顧客が来れば黒字になるのか、などしっかりと美容サロンを経営する前からシミュレーションする必要があります。気合いだけでは美容サロンは経営できません。

十分な準備ができないままオープンする

美容サロンをオープンさせるときは、さまざまな準備を一気に進めなければいけません。建物の賃貸契約や内装工事、美容サロンに必要な資材や機器の調達、ホームページや名刺の作成や予約ポータルサイトへの登録など寝る間もなくやることがあるでしょう。オープンの日を決めてその日に向けて準備をするため、ぎりぎりまで必要なものが揃わなかったりサイトが完成しなかったりします。
個人または少人数で美容サロンをオープンする場合、忙しすぎて十分な市場調査を行わずにメニューやコンセプトの設定をしてしまうことも。うまく集客をあげられなくてオープン最初から苦戦してしまうこともあるのです。

美容サロン経営を成功させる方法とは

美容サロンは、経営しようと思い立ってすぐに始められるものではありません。何年も美容サロン経営の思いを温め、経験を積みながらカットやパーマなどの技術の勉強も続けて、資金を貯めてやっと現実的に考えられるようになります。念願の美容サロンをオープンさせたら、10年後も20年後も多くのお客さんに来続けてもらいたいですね。
美容サロンの経営を成功させるためには、オープン前から入念な準備が必要です。美容サロンのイメージやコンセプト、ロゴ、内装などもとても大切ですが、うまく経営するために必要な準備はそれだけではありません。経営に必要な判断力や経理に関する知識、指導力などを身につけていきましょう。
経営に関する本を読んだりセミナーに参加したりするのもおすすめです。以下で、美容サロン経営に最低限必要なことを紹介します。

事業計画をしっかり立てる

まずは事業計画をしっかり立てましょう。銀行で融資してもらう場合にも事業計画は必要です。なぜ美容サロンを経営したいのか、自分の中の気持ちを明確にしてください。そして、経営理念を決めます。どんな美容サロンにしたいのか、コンセプトやオリジナリティのあるサービスや美容サロンの特徴などを設定しましょう。
美容サロンを出したいエリアや場所に足を運んで、近くにすでにある美容サロンの様子を把握してみましょう。周辺にある美容サロンと差別化できるような強みや特徴があるといいですね。メニューの価格設定を決めるときも市場調査は役立つので必ず行いましょう。

収支について把握する

収支計画も詳しく立てましょう。毎月美容サロン経営にかかる経費がいくらなのか、黒字経営をしていくには一日いくらの売り上げが必要なのかを決めると、客単価やどの程度の集客が必要なのかがわかってきます。また、美容サロンをオープンしてすぐには目標の売り上げ金額には到達しません。どんなに以前の顧客にDMを送っても、クーポンサイトでオープン記念のクーポンを発行しようと、固定の顧客がつくまでには時間がかかります。
美容サロンの経営を始めてからしばらくは赤字が続くことを想定した資金の準備をする必要もあります。

顧客を増やしたり客単価を上げたりするための工夫をする

安定した美容サロン経営には、固定の顧客を作ることが欠かせません。新規の顧客獲得はもちろん、初めて来店した顧客が2回目、3回目とリピートして通ってくれる美容サロンを作る必要があります。美容師の技術やセンスはもちろん、顧客が満足できるようなホスピタリティの精神も大切です。
また、カット、パーマ、カラー、ヘッドスパなど人気の高いメニューをいろいろ組み合わせて客単価を上げる工夫もしてみましょう。顧客の再来店率を上げることが、定期的な収入へつながります。

美容サロン経営を成功させる考え方を学ぼう


美容サロンの経営は、美容師の考え方だけでは成功しません。経営者として経営戦略、損益のバランスなどをしっかり把握し、指導力や判断力なども必要になります。具体的な美容サロンオープンのための資金や準備だけではなく、経営するための知識、ノウハウも必要です。
美容サロンをオープンさせる前から、経営者として必要なスキルの勉強をして経営者の考え方を身につけておきましょう。

美容室の顧客管理・経営・販促に関するご相談はサロンPOSシステムのSCATへ
お問い合わせはこちら
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

まずはお気軽にご相談ください

お電話でのお問い合わせはこちら

03-6809-3260

受付時間:9:00~18:00(土日祝日は除く)

※お客様応対の品質向上及び通話内容の確認のため、
録音する場合があります。

LINEでのお問い合わせはこちら

お問い合わせ・資料請求