目次
|
・美容サロンは個性を出すべき ・パーソナルカラー診断とは? ・肌や目の色で診断 ・4つのパターンがある ・自分に本当にあう色がわかる ・パーソナルカラー診断を美容サロンに取り入れるメリット ・似合う髪の色がわかる ・メイクが垢抜ける ・美容サロンのウリになる ・パーソナルカラー診断を美容サロンでやってみよう |
美容サロンは個性を出すべき
コンビニよりも数が多いといわれる美容サロン。ここ数年も美容サロンは増加傾向にあります。毎年美容師が独立したり、チェーン店が新たに出店したりして数多くの美容サロンがオープンしますが、生き残れるのはほんの一握りだけです。
新しくオープンした美容サロンの50~60%が1年以内に閉店、3年以内には90%、10年以内には95%が廃業しているといわれています。
美容サロンが生き残っていくためには、個性や特徴を打ち出すことが大切です。ヘアカットやカラーリング、パーマなど一般的な美容サロンのメニューだけでなく、顧客が「この美容サロンに行きたい」と思うような、ほかにはないサービスを提供する必要があります。
パーソナルカラー診断とは?
個性的な美容サロンはどうやって作ればいいのでしょうか。自分で経営している美容サロンなら、自由に新しいことを取り入れられます。自分のイメージする美容サロンを実現したり、ほかの美容サロンの特徴からヒントを得たものを自分の美容サロンでも試したりできるでしょう。他業種とのコラボも一つのやり方です。美容サロンでネイルやエクステのメニューが受けられるところはよく見かけます。ヘアを整えるついでにネイルやまつ毛のケアもできると、トータルビューティーを提案する美容サロンとして売り出せます。また、美容サロンでマッサージやエステなどの施術も受けられるようなスタイルもいいかもしれません。きれいと癒しの両方を手に入れられます。
他業種とコラボする場合は、賃料をもらって店舗の一部を貸出しする形にするか、売上の何%かを納めてもらうかなど、契約内容も整備する必要があります。また、コラボがうまくいかなかった場合や、ネイリストやエクステの担当者が辞めたいというときに、代わりを見つけるか美容サロンだけで経営するかの選択を迫られます。
そのため他業種をマッチングさせるよりも、美容師だけができることで美容サロンの特徴や個性を出す方が、経営的には楽だといえます。中でもおすすめはパーソナルカラー診断です。
肌や目の色で診断
パーソナルカラー診断とは、自分の好きな色とは違い、もともとその人が生まれたときから持っている肌や目、髪などの色から、似合う色を選び出す診断です。自分の本当に似合う色がわかり、そのカラーの服やメイク、髪の色などを選ぶと、肌がよりきれいに見えたり小顔効果が得られたりします。パーソナルカラーは大きくイエローベースとブルーベースに分かれます。イエローとブルーの中にも微妙な色の違いがあり、さらに細かく分かれます。パーソナルカラー診断は、自分で診断することもできますが、パーソナルカラーを学んで知識のある第三者の目から客観的に見て診断してもらうと、自分に本当に合っている色はどの色かわかります。
4つのパターンがある
よく聞くイエローベースとブルーベースは肌の色のことではなく、その人に似合う色群を指した言葉です。イエローベースには、暖色系の色が含まれることが多いです。ブルーベースは、青みがかかった少し涼やかな色を多く含みます。パーソナルカラー診断ではこのイエローベース、ブルーベースからさらに色の明るさでそれぞれを2つに分けて4種類に分類します。4つのカラーにはそれぞれ、スプリング、サマー、オータム、ウィンターと四季に分けた名前がつけられています。自分が4つのうちのどれに当てはまるのかわかると、似合う色の系統も判断できるようになります。
自分に本当にあう色がわかる
スプリングのカラーは、イエローベースの色です。コーラルピンクや明るいオレンジ、黄色、黄緑など、明るさがあり澄んだ色が多いです。また、明るめのブラウンやベージュなどもお似合い。スプリングタイプは、可愛らしい雰囲気を持つ人が多く、実年齢より若く見えることもよくあります。サマーカラーは、ブルーベース。初夏の爽やかな気候や風のようなスカイブルー、ライラック、ベビーピンクやパステルイエロー、ネイビー、グレーなどが含まれます。サマータイプは、爽やかながら上品さやエレガントさなども持ち合わせた印象です。
オータムカラーは、秋の紅葉を思わせるカーキ、れんが色、マスタード、落ち着いたブラウンやベージュなどを含みます。深みがあってスモーキーな色がいいでしょう。オータムタイプは、見た目も落ち着いた大人っぽい印象を与える人が多くいます。
ウィンターカラーは、鮮やかな赤やレモンイエロー、フューシャピンク、青、深緑、ワインレッド、モノトーン、ブラック、グレー、ネイビーなどです。冬の澄んだ空気のようにシャープでクールな雰囲気の人が多いでしょう。
パーソナルカラー診断を美容サロンに取り入れるメリット
パーソナルカラー診断は、自分に似合う本当の色がわかるものです。「今まではピンクが似合うと思っていたのに、明るいオレンジや黄色の方がパーソナルカラーだった」など、今までは自分の好きな色を中心に選んでいた人も、本当に自分に合う色を見つけられます。自分の好きな色を身につけていると、気分はわくわく高揚するかもしれませんが、なんとなく顔色が暗くくすんで見える場合があります。自分の好きな色がパーソナルカラーとは限らないことを、まずは知っておきましょう。
パーソナルカラーが分かれば、服を買うときの選び方が変わります。買ったのになんとなく気に入らなくてあまり着なかった服などの無駄を減らせます。また、自分にぴったりの色のメイクやファッションを選べるようになります。
美容サロンでパーソナルカラー診断を取り入れれば、顧客にとってもさまざまなメリットをもたらせます。
似合う髪の色がわかる
美容サロンでパーソナルカラー診断を取り入れれば、その人に似合う髪の色がわかります。一般的なカラーの施術をするときは、最初に髪の色を決める段階で、顧客の希望を聞きながら美容師がアドバイスをして色を決めます。しかしまずパーソナルカラー診断をしてから、結果をもとに顧客と髪の色を相談すればよりその人の魅力を引き出せる色を提案できるでしょう。美容サロンのサイトやメニューのカラーのところに、「パーソナルカラー診断を行って、その人に合う色をご提案します」などと書くと、ほかの美容サロンと一線を引いたサービスを提供できるようになります。
メイクが垢抜ける
美容サロンでパーソナルカラー診断を行えば、その人に似合うメイクの色も提案できます。アイシャドウやリップの色は、自分の似合う色を選ぶよりもそのときの流行や、化粧品メーカーの人に勧められたものを使っている人も少なくありません。そもそも自分に似合う色自体を知らない人も多いので、美容サロンに来たときにパーソナルカラー診断を行えば、本当に似合う色がわかるので顔色を明るく、透明感のあるメイクができるようになります。
美容サロンのウリになる
美容サロンでパーソナルカラー診断ができるようになれば、美容サロンの特徴、強みになります。メニューに別料金のサービスとして載せてもいいですが、カラーをする人にはサービスでパーソナルカラー診断を行うなど工夫してもいいでしょう。ほかの美容サロンとの差別化をはかれるうえ、集客につながります。パーソナルカラー診断を美容サロンでやってみよう
美容サロンで集客を行うためには、さまざまな特徴を出していく必要があります。顧客に「ほかの美容サロンではなく、この美容サロンがいい」と思ってもらえるようなウリになるものを用意しましょう。
パーソナルカラー診断は、その人の肌や髪、瞳の色などで本当に似合う色を導き出すものです。カラーリングやメイクのときの参考になるので、美容サロンでも取り入れやすいでしょう。
美容室の顧客管理・経営・販促に関するご相談はサロンPOSシステムのSCATへ
お問い合わせはこちら