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人手不足にママの手を!美容師に戻りたいママたちを呼び戻すには働き方改革が重要

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人手不足の波は、美容サロン業界にも押し寄せ、募集をかけても人が集まらないサロンが増えています。一方で、復職したいと望みながらも、条件が合わず二の足を踏む元美容師のママたちも数多くいます。ママたちが働きやすい環境を整えて復職を促すことが、人手不足解消のカギとなるでしょう。

目次
・求人をかけても応募が来ない!?美容サロンの人不足の現状
・美容サロンの人手不足の原因とその解決策とは
 ・復職を希望するママ美容師は多い
 ・復職を希望するママ美容師を阻む壁
 ・「ママでも美容師」には周囲の理解は必要不可欠
・美容師に戻りたいママたちが両立しやすい働き方とは
 ・ブランクを無理なく埋める機会を作る
 ・柔軟な働き方ができるサロンを作る
 ・福祉美容部門なら土日休みや短時間勤務も可能
・ママが働きやすいサロンは全ての人に優しいサロンになる

求人をかけても応募が来ない!?美容サロンの人手不足の現状


今、日本の多くの業種で人手不足が問題になっています。特に、小売業やサービス業の人手不足は深刻で、人材を確保できず営業時間や営業形態を変える店舗や企業も出始めているほどです。 この人手不足問題は、美容サロンにとっても他人ごとではありません。そして、更に問題を難しくしているのは、サービスを提供する場である美容サロンでは、単に人員が確保できればいいというわけではなく、スタッフの質が経営に直結するという点です。 「求人をかけても、求める人材が集まらない」そんな悩みを抱えるサロンが、今日本全国に広がっています。この問題を解決する糸口は一体どこにあるのでしょうか?

美容サロンの人手不足の原因とその解決策とは

美容師は、現在も小学生の女の子のなりたい職業ランキングの上位に入る職業です。全国に美容師の養成校があり、毎年18,000~20,000人が美容師の国家試験に合格しています。このような状況にありながら、なぜ美容サロンは人手不足になってしまうのでしょうか? 最も大きな理由は、一人前の美容師を目指し美容サロンで働き始めた人たちが、さまざまな理由でサロンを去ってゆく離職率の高さにあります。美容師は国家資格に合格してから一人前の美容師となるまで、多くの時間がかかりますから、アシスタントであっても、ある程度のスキルを身につけた人に辞められてしまうと、その穴を埋めるのは容易ではありません。 離職原因としては、長時間労働の常態化、賃金の安さ、人間関係などが主因として挙げられます。逆手に取れば、働く環境さえ整えば離職せず働き続ける人も多くなるということです。 一方で、世の中には美容師としてのスキルを持ち、仕事をしたいという気持ちもありながら、働くことを躊躇している人たちがいます。それは、現場への復帰を望むママとなった美容師たちです。彼女らに戻ってきてもらうためにも、働く環境の整備は不可欠です。

復職を希望するママ美容師は多い

子どものころからの夢を叶え、美容師として働いていたものの、結婚・出産を機に第一線を離れた人たちの多くは条件が合えば復職したいと考えています。就労形態としては、パートタイムを望む人が多く、裏を返せば美容師としてフルタイムで働くことと育児の両立は難しいと考えているのでしょう。 政府は今、社会全体に向けて育児と仕事が両立できる環境の整備を促しています。それには、産休や育休を取って仕事を続ける人達のほか、出産を機に離職した人達が復職しやすい環境整備も含まれています。美容サロンは個人経営の中小企業が多く、環境整備は大企業のようにはいかないかもしれませんが、子育てをしながらでも働きやすい環境を整えることが求められています。

復職を希望するママ美容師を阻む壁

復職を夢見ながら行動になかなか移せないママ美容師たちの周りには、いくつもの壁があります。 まずは、保育所の壁。都市部では、認可保育園はどこも定員以上の応募があるため、フルタイムや祖父母が近くにいないなど、優先度の高いとされる人が優先される仕組みとなっています。つまり、パートタイムでの復職を願っても、保育園に子どもを預けるのが難しい状況があります。 それならば、フルタイムで働けばいいかというと、美容サロンは土日祝や夜遅くまでの勤務があり、保育園に入れても預けたい時間が保育時間外となってしまうこともあります。 また、従来型の美容サロンでは、予約が入っていると子どもが急に発熱しても、急に仕事を抜けることが難しいのが現状です。

「ママでも美容師」には周囲の理解が必要不可欠

美容師と育児の両立を図るためには、家族・勤務先の美容サロン・保育施設など周囲と配慮は必要不可欠です。「人数が少ないサロンで配慮なんて無理」と思われるかもしれませんが、今や給与と併せて働きやすさも重要な職場選びのポイントです。 復職を願うママは、時間的な制約こそ大きいものの、また美容師として働きたいという非常に強い気持ちを持っているケースが多いのが特徴です。 やる気もスキルもある人材を確保するために、美容サロンにも新しい働き方を創出する働き方改革が必要となっています。

美容師に戻りたいママたちが両立しやすい働き方とは

それでは、どういった働き方ができれば育児と仕事の両立がしやすいのでしょうか。一口にママといっても、子どもの年齢や周囲から受けられるサポートによって求めるものは違います。
一方で、共通するポイントもあります。
・子どものお迎えに間に合うように帰宅できる
・子どもと夕食を一緒に食べられる
・子どもの保育園が休みの日(土日祝)などは休める
・保育園・学校行事などに参加できる
・子どもの急な発熱などに休める
一般企業などでは、働くママたちの事情に理解を示し、その環境を整えようという企業も出てきましたが、サービス業である美容サロンではなかなか難しい部分もあるのも確かです。 ただ、それは現在のサロンのやり方を変えずに、そこに無理やり当てはめようとしているためです。そのようなやり方では、今いるスタッフとの軋轢を生み、人間関係をギクシャクさせてしまう原因となってしまいます。 本来、大きな組織は動かしにくく、小さな組織ほど柔軟に動けるものです。配慮が必要なスタッフを雇うのであれば、今ある枠にはめるのではなく、新たに働きやすい環境を整備していくことが必要になります。 ここからは、ママ美容師が働きやすい環境を整えるためのポイントをご紹介していきましょう。

ブランクを無理なく埋める機会を作る

ママ美容師と一口に言っても、現場を離れるまでのキャリアとスキルは人によって違います。アシスタントで離職した人もいれば、トップスタイリストだった人もいるでしょう。ただ、一度サロンを離れた全ての人に言えることは、ブランクがあるということです。 ブランクが長ければ長いほど復職に及び腰になってしまうのは、美容師に限ったことではありませんが、美容師はお客様に直接施術するという特性上その傾向は強いでしょう。美容師サロン側で積極的に最新のサロン事情を学びなおし、美容師としての勘を取り戻す機会を作ることで、復職に対する不安を軽減し、美容師としての再スタートへ導くことができます。

柔軟な働き方ができるサロンを作る

育児と仕事を両立するママたちにとって大切なのは、いかに柔軟な働き方ができるかということです。それをわがままのように捉える風潮はまだまだ世の中に残っていますが、子どものママは他の人が代わることができないので、ママにしか対応できない事態が発生した場合には、代わりの効く職場が対応する必要が出てくるのです。 柔軟な働き方を可能にするためには、誰かが抜けた穴を埋められる体制を普段から整えておく必要があります。ギリギリの人数で回すのではなく、ワークシェアリングの考え方を取り入れることで、ママ美容師もそうではない美容師もゆとりある働き方が可能になるでしょう。

福祉美容部門なら土日休みや短時間勤務も可能

今、ママ美容師に注目される働き方として福祉美容師があります。福祉美容師とは、介護が必要な人や障害などがあり外出が困難な人のもとを訪れ、施術をする美容師です。時間は利用者との話し合いで決めることができ、土日もしっかりと休むことができることから、育児中でも働きやすい環境が作りやすい分野と言えます。 実店舗の美容サロンに福祉美容師部門を設けることで、子どもの手のかかるうちは福祉美容師、子どもに手がかからなくなったら店舗に出るという道を示せば、サロン側もママ美容師も無理なく働くことができ、将来的な人手の確保にもつながるでしょう。

ママが働きやすいサロンは全ての人に優しいサロンになる


日本には、いまだに「何よりも仕事が最優先」という考えを持った人が多くいます。それは、仕事を最優先にできない状況では働いてはいけないという考えにつながっていき、出産・育児のみならず、介護やガン治療などで望まない離職を余儀なくされる人を生み出しています。 「仕事はしっかりやる。でも、仕事の他にも大切なものがあっていい。」そんな考え方を持った、ママが働きやすいサロンが作れたのなら、そのサロンは事情を抱える全ての人に優しいサロンとなり、そこで働きたいと考える人も増えることでしょう。

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