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美容室のサブスクリプション導入で集客アップ!「サブスク」を解説

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サブスクリプションとは、一定期間サービスなど利用したことに対して代金を払うシステムです。つまり料金を支払い、好きなサービスを一定期間受けられるというもの。継続利用が見込まれるサブスクリプションは、安定した固定客を確保する新しい販売戦略です。美容室の集客アップ・売上アップにも繋がります。

目次
・美容室のサービス革命で集客アップ!売上アップ!
・サブスクリプションを解説
 ・「サブスク」と定額制の違い
 ・サブスクリプション型ビジネスの導入事例
 ・サブスクリプション導入の形態
・導入する際の検討事項
 ・サブスクリプション型サービスで何がしたいか
 ・もたらすメリット
 ・注意点と確認事項
・「サブスク」で効果的に売上アップの手段の一つに!


美容室のサービス革命で集客アップ!売上アップ!


美容室店舗数は年々増加傾向にあるなか、美容室の売上アップへの戦略は、今や飽和状態にあります。集客ばかりに気を取られ低価格競争に巻き込まれ、売上ばかりを気にしすぎ人件費削減では、これまでの施してきたサービスがおろそかになりかねません。サービスの質や技術が、集客や売上を左右する美容室には厳しい状況です。
そこで、大手企業からも注目されているサブスクリプション型ビジネスモデルを、美容室の効率的な集客・売上アップのための戦略の1つに検討されてみてはいかがでしょう。美容室のサービス革命、今話題の「サブスク」を解説・紹介します。

まず、ビジネスモデルサブスクリプションを解説

「サブスク」こと「サブスクリプション」(= Subscription)とは、そもそも雑誌や新聞などの「定期購読」を意味しています。昨今大手企業も導入が増えているサブスクリプション型ビジネスは、個々の商品やサービスに対して代金を支払うのではなく、それを一定期間利用する「権利・体験」に対して代金を支払うシステム、ビジネスモデルの1つです。もともとは、企業や事業者が顧客に商品やサービスを販売し、顧客がそれを「所有」するという販売型が一般的なサービスでしたが、今は顧客のニーズが「所有」から「利用」、「モノ」から「コト」に変化したことから、このようなビジネスモデルが拡大しています。身近なものでは、新聞の定期購読をはじめ、音楽聴き放題・動画見放題「月額〇〇円、使い放題」などが、サブスクリプション型ビジネスを取り入れたサービスです。
美容室の売上アップには、集客を上げていくことが一番の課題です。価格設定の見直しや新規設備導入など、他店との差別化を考えると、まだまだ暗中模索といったところです。そこでサブスクリプション型ビジネスの発想を美容室のサービスの一部に取り入れて導入することで、効率的に集客アップ・売上アップに繋げましょう。
以下で定額制との違いや「サブスク」の事例、導入種類について紹介します。

「サブスク」と定額制との違いって何?

新聞の定期購読など、一方的で単調なサービスの配信は、顧客の意志で継続を止めることができます。
一方、サブスクリプションを取り入れたサービスは、一言でいうならば、顧客との長い継続を視野に入れサービスを展開しています。顧客のニーズに合わせ、顧客の満足度にこたえられるよう様々なアイデアで顧客との関係を継続していきます。価格設定について平日のみ・休日も含むなどのバリエーションを持たせることや、季節に合わせ髪のコンディションを加味したメニュー展開など。美容室ではサービスの提供時に直接コミュニケーションも取れる利点もあるので、顧客のニーズを把握しやすいです。

サブスクリプション型ビジネスの導入事例

サブスク式サービスは様々な業界で取り入れられています。デジタル業界が率先し牽引してきましたが、ここ最近は非デジタル業界にも拡大。ここでは色々な業界での事例を紹介します。
【デジタル業界】
■Microsoft Office365
月額使用料900円~アプリをクラウド化、最新版のOffice系ソフトが使用できるサービス
■Hulu
2週間無料のお試し期間~月額933円で動画配信を見放題。PC・スマホなど多くの端末で視聴可能
■Spotify
月額980で何曲でも聞き放題、音楽配信サービス
【非デジタル業界】
■MECHAKARI
月額5,800円~人気ブランドの新品アイテムを借り放題、買取も可能
■BLOOM BOX
毎月定額で厳選されたコスメをお届け、プランも1か月から
■Araeru
月額4,000~「預け放題プラン」「使い放題プラン」画期的な家事サービス
■coffee mafia
月額3,000円~300円のラージコーヒー無料、対象ドリンクの割引サービスも
■ダイソン
月額1,000円~ダイソン製品を提供
などなど、まだほんの一部ですが、多岐にわたり「サブスク」を取り入れたサービスが提供されています。

サブスクリプション導入の形態

「サブスクリプションサービス」を導入した業界も業種も多岐にわたります。それこそ大手企業から、個人経営の多い美容室や飲食店まで、多種多彩です。ですから企業や店舗の規模、予算に合った形態を検討すると良いでしょう。
1.チェーン店や大手企業ならば自社開発のサービスを構築:他社とは違う独自の宣伝やコンテンツを展開できますが、費用と時間がかかることも考慮の内にいれておいてください
2.個人経営の店舗ではお店のホームページへの掲載:会員登録のページで告知・決済までを行います
3.業務提携:サービスカテゴリーで、まとめている企業に管理をお願いします
4.チケット制:顧客主導になりがちですが、一番顧客のニーズにこたえているかもしれませんね

次に、サブスクリプション型サービスを導入する際の検討事項

ここからは、美容室でサブスクリプション型サービスを導入する際の検討事項や事例、メリット、そして最後に注意事項を解説・紹介していきます。
(検討事項のポイント)
1.お客様の期待を超えるくらい勢いのあるサービスの提供:
お客様にとっていかにお得感を感じていただけるか、魅力的であるかを前提に設計します。日頃のお客様とコミュニケーションの中にヒントがあるはずです。「忙しくて髪のお手入れにかける時間がない」「傷んだ髪のケア、自分では積極的にできない」などの悩みを解消できるようなアイデアを基本にしましょう。
2.固定客を獲得するためのサービスの提供:
いくつかのプラン(価格・メニューなど)から選択できるサービスの提案です。もちろん新規のお客様を獲得することにも影響します。「スタンダードコース」「プレミアムコース」「お得な平日使い放題」など、選択肢を用意しましょう。
3.お客様個々の利用単価のアップ:
「サブスク」導入により売上アップを目指すためのサービスの提供です。プランのアップグレードや、利用時の追加メニューなど。美容師さんの技術力向上・お客様との信頼関係が大切な要素になります。これは売上アップ・継続的な固定客の獲得に直結しています。

サブスクリプション型サービスで何がしたいか

もちろん、自分がやりたいと思うことではなく、お客様のニーズに応えられ、満足度上げ、継続に至ることが大前提です。そのためには、マーケティングをもとにメニュー設計をしていきましょう。
・現在のお店の立地:オフィス街にあるのか、住宅街にあるのか、郊外・都内などの周囲の環境
・ターゲットの絞り込み:来店客層について、子育て世帯・ワーキング主婦、お勤め女性・学生、女子・男子
例)住宅街、子育て世帯には「平日限定・シャンプー・ブロー利用し放題」など
(業界初!の「サブスク」導入事例)
■MEZON
シャンプー・ブロー、トリートメントなど、ヘアケアに特化した美容定額アプリを運営。
月額定額16,000円~美容室でシャンプー・ブロー利用し放題の「サブスク」サービス。

サブスクリプション型サービスがもたらすメリット

美容室にサブスクリプション型サービスを導入した際の、予想できるメリットについて紹介します。
・継続的で安定的な収入が入りやすい:
契約期間中は、継続的な売上として経常でき収益アップを実現。安定した収入を確保できれば、次の対策も検討しやすくなります。
・空いた時間や、若手アシスタント稼働率アップ:
「シャンプー&ブロー通い放題」(例)というサブスクサービスで、シャンプーなどが主体業務である若いスタイリストを活躍させましょう。スタッフも新たな収益を捻出でき、お客様とのコミュニケーションを持つことが可能です。もちろん、通常営業中の空き時間を埋めることもでき、お店全体の稼働率も上がります。
・固定客の利用回数をアップ:
カットやカラーで利用されている固定客であるお客様に、「1か月間トリートメント無料」と(例)いうサブスクサービスを利用していただくことにより、約2カ月に1回ほどの利用回数が自然と増え、お店を利用することが身近なものに感じていただけます。
・お客様の旬なニーズをキャッチ:
お客様との継続的なコミュニケーションを通し、お客様の旬なニーズを聞くことが可能。データとしてサブスクサービスの更なる向上に活用できます。

注意点と確認事項について

売上アップの戦略の1つとして展開していくサービスの提供なので、売上に繋がる集客という目的を忘れないようにしましょう。
(注意点)
・価格設定:お客様への十分なサービスが提供でき、メリットを感じてもらえる価格設定
ここで注意したいのが、集客を優先するつもりが、低価格競争にいつの間にか巻き込まれていることです。お客様のメリットや競合他社への配慮から設定価格を安めにしてしまいがちです。それなりの集客はあるかもしれませんが、低価格設定の分、それ以上の集客がないと売上に繋がりません。またこちらのサービスにかかりきりになり、本来のお客様へのサービスの質までも低くなってしまったら、本末転倒です。
・柔軟なサービスコンテンツ:
継続的な固定客を確保するために、お客様の期待やニーズに応えた常に新鮮なサービスコンテンツが必要です。
上記の注意点を踏まえ、以下をチェックしてみてください。
(確認事項)
・サービスの持続性:お客様・お店側の両社が継続していけるメリットと体力があるかどうか
・競合他社:お店の状況などを加味し、オリジナリティのあるサービスを検討する

「サブスク」で効率的に集客アップ、稼働率・売上アップの手段の一つに!


お客様にサブスクリプションサービスを活用していただき、美容室に足を運ぶことを日常生活の1シーンとして実感してもらいましょう。コミュニケーションの頻度も増え、継続的な固定客を獲得することに繋がります。
ただし、戦略基盤の基本は本来の美容技術の質の向上と、お客様への柔軟なサービスです。「サブスク」はメインビジネスではなく、事業計画の1つ、追加メニューとして検討されることが、売上・サービスの向上への成功の鍵となるでしょう。

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