目次
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・美容室もキャッシュレスがトレンド ・キャッシュレス決済の現状とその種類 ・美容室にもたらすメリット ・美容室に導入するおすすめのキャッシュレス決済 ・「キャッシュレス決済・消費者還元事業」とは? ・加盟店登録が必要 ・キャッシュレス決済で売上アップに繋げよう |
美容室もキャッシュレスがトレンド!その種類を比較、導入についても検証
美容室は「キャッシュレス・消費者還元事業」に該当します。現金使わないで代金を支払う「キャッシュレス決済」の現状や種類を紹介します。クレジットカード・デビットカード・電子マネー、そしてスマホ決済など。美容室におすすめの決済は何か。そして、いま日本が国を挙げて推奨している「キャッシュレス・消費者還元事業」とはどのような事業なのかも併せて紹介します。 導入によるメリットは、売上・集客アップを狙う対策に!そして導入はこの時期がチャンス。いま注目度の高いキャッシュレス決済の導入を検討されているオーナーの方々、ぜひこの機会にこちらの記事を参考にしてみてください。
キャッシュレス決済とは? 現状とその種類を紹介
まず「キャッシュレス決済」とはどんなものなのかというところから始めましょう。 キャッシュレス決済とは、現金を使わずに代金を支払う決済手段です。日本では海外と比較すると、現金決済比率がまだまだ高いのが現状です。世界各国のキャッシュレス決済比率を見てみると、韓国89.1%、中国60.0%、アメリカ45.5%の中、日本は18.4%と20%にも達していない現状です。(出所:経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」より) 便利なATMが充実しており、現金がすぐに手に入るという現金のインフラ環境が整っているため、現金決済の方が利便性が高いと感じられているからでしょう。 では「キャッシュレス決済」にはどのようものがあるのでしょうか?クレジットカード、デビットカード、電子マネー、最近ではキャッシュレス決済の注目が高まっています。スマートフォンなどの媒体を用いた決済サービスも登場しています。キャッシュレス決済の種類は、支払い手段によって、3タイプに分かれます。1. 後払い、2. 即時払い、3. 前払い です。
1. 後払い(後から請求、一括・分割払いを選択):クレジットカード
ブランド系:VISA・Master・JCB
銀行系:三井住友・みずほ・りそな・三菱東京UFJなど
・事前に与信審査が必要
・専用の決済端末、カード会社へ手数料発生
2. 即時払い(支払い時、登録した銀行口座から引き落とし):デビットカード
金融機関系:J-Debit(ゆうちょ銀行など、銀行で発行されているもの)
クレジットカード系:VISA Debit、Master Debitなど
・基本的には審査がなく紐づけ銀行の口座があれば発行可能
・専用の決済端末、カード発行会社へ手数料発生
3. 前払い(事前にチャージが必要):電子マネー
交通系:Suica・Pasomo 商業系:WAON・nanaco・Edy
モバイル系:LINE Payなど
・年齢制限や事前審査もなく、クレジットカードを持てない未成年も利用可能
・専用の決済端末、運用会社へ手数料発生 スマートフォンなどを利用したキャッシュレス決済では、複数の支払い手段が可能になりました。
4. モバイル決済
スマホ決済:クレジットカードやデビットカード、電子マネーなどをスマホに登録
QRコード決済:(専用のアプリからQRコードを読み取り決済を行う)LINE Pay、楽天Pay、Origamipay、Pay Payなど
①利用者がQRコードを専用端末にかざす、②店側が用意したQRコードを利用者のスマホで読み取る
・専用端末、モバイルツールが稼働するWi-Fi環境、手数料は上記のものに比べ安く設定
このように、さまざまなキャッシュレス決済があります。導入に際しての準備として専用端末が必要になり、手数料が発生することは全て一緒です。
美容室にもたらすキャッシュレス決済のメリット
日本ではまだまだ現金決済が主流となっていますが、キャッシュレス決済のメリットは多数あります。利用者側にメリットがあることはもちろん、キャッシュレス決済の狙いは生産性の向上も目的となりますので、事業者側にも確実に大きなメリットがあります。 美容室にもたらすメリットとは、具体的に下記の通りです。・単価の高い顧客獲得
・顧客の利用回数アップ
・売上管理の人件費、時間削減
キャッシュレス決済ならば、利用客がお財布の中身を気にせずに、行きたい時に行けたり、メニューの追加をしたりすることができるようになります。また、売上管理にかかる人手や時間が削減可能に。その分顧客へのサービスに費やすことができます。集客アップになり、最終的に売上アップに繋がるでしょう。 一方、利用者にもたらすメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
・利用ごとにポイントでの還元をうけることができる
・思い立った時に美容室を利用できる
還元ポイントは、利用者にとって大きなメリットです。美容室での支払いでもポイントが貯まるのであれば、ポイントが貯まるキャッシュレス決済を導入しているお店を利用する機会も回数も増えますよね。支払いのハードルが少し下がった感から、美容室がより身近な存在となるでしょう。
美容室に導入するおすすめのキャッシュレス決済
さて、美容室に導入するならば、どのキャッシュレス決済がおすすめなのでしょうか。これまでの上記の解説を踏まえ検証していきましょう。 まず、お店の顧客層から考えてみましょう。クレジットカード:お仕事をされている顧客がメインであれば、クレジットカード決済の導入を検討してみましょう。仕事をされている方はクレジットカードの使用率が高いです。単価の高い顧客を獲得するためにも、決済手数料を考慮にいれても検討の余地はあります。
電子マネー:主婦の方や高校生など未成年の顧客が多いお店であれば、電子マネー決済を検討しましょう。年齢制限や審査もなく使用できるので、利用者には使いやすい決済です。
導入費用や決済費用を抑えたいと考えているのであれば、モバイル決済がおすすめです。スマートフォンやタブレットなどを利用するので、導入費用や決済費用が抑えられます。今後はこちらのサービスもますます普及し、サービスの質も向上していくことが予想されます。まだ知名度は全国区ではないので、クレジットカード決済や電子マネー決済など、複合で導入すると、より利用者にとって利便性が高くなるでしょう。
「キャッシュレス・消費者還元事業」とは?
※現在は終了しています。いま日本では「キャッシュレス決済」が注目されています。少子高齢化の労働者人口減少、キャッシュレス決済の進んだ外国人旅行者への対策という背景があります。2019年10月1日から消費税10%への引き上げに向け、政府が推奨、国を挙げて事業を進めています。美容室も該当事業者です。
■事業内容について
キャッシュレス決済を利用した消費者にポイント還元を、9か月間(2019年10月1日~2020年6月30日)実施される事業です。消費税アップ分の負担を軽減し、景気が悪くなることを防ぐのが狙いです。キャッシュレス決済が普及することで、消費者の利便性向上、事業者の生産性の向上を目指しています。
対象となる決済は、クレジットカード・デビットカード・電子マネー、スマホ決済のQRコード決済などです。
■実施期間のメリットについて
(事業者)
・クレジットカード決済手数料が3.25%以下
・決済手数料の1/3が補助
・端末導入の負担なし
(消費者)
・5%のポイント還元
中小・小規模事業者におけるキャッシュレス決済に関して、決済端末導入費用や決済手数料の一部、消費者への還元分を国が補助します。
「キャッシュレス・消費者還元事業」には加盟店登録が必要!
対象店舗から消費者へのポイント還元実施、対象事業者への導入支援を受けるためには、加盟店の登録が必要です。既にキャッシュレス決済を導入している事業者の方も、加盟店の登録がないとポイント還元対象店舗にならないので注意してください。Step1:今回の対策事業の対象事業者かを確認(美容室は該当事業者です)
Step2:(新規申込)経済産業省のホームページから決済事業者を選択し、店舗加盟の登録を手続き (導入済み)加盟店IDを発行されているか確認
Step3:(IDを持っている店舗)経済産業省のホームページから決済事業者を選択し、IDを伝え契約・端末情報を登録 (IDを持っていない店舗)現在の決済事業者にIDを発行してもらう(IDを持っている店舗の手続きと同様) 申請・審査後、登録が完了します。
今が導入の時期!導入支援を受けることができるこの時期に検討を進めてください。また消費税10%になる前、早めの登録をおすすめします。
今が導入最前線!キャッシュレス決済で売上アップにつなげよう!
「キャッシュレス決済」が注目される中、美容室もキャッシュレスの時代に突入しています。さまざまなキャッシュレス決済がありますが、お店の規模やターゲット・顧客層にあったキャッシュレス決済を選んでください。決済事業者によっても色々サービスの違いがあります。 導入を検討している美容室のオーナーの方々、今が導入への最前線です。国を挙げて進めている「キャッシュレス・消費者還元事業」導入負担費用0円・手数料還元が実施されるこの時期をおすすめします。加盟店登録から始めてください。
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