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美容室経営の勉強は必要?経営者が知っておくべき知識と習得方法

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美容室を経営していく上で、特別な経営の勉強は必要なのでしょうか。 美容業界では、経営の知識を学ばずに独立する美容師が多く存在するのが現状です。また美容師が独立開業し、1年目から経営を軌道に乗せるのは、現実的に難しい状況にあります。 開業後にオーナーとしての仕事を実践で学んでいくのでは遅く、オープンまでに経営者としての心構えを持っておくことが重要です。

目次
・美容師としての能力と経営の能力は別
・経営維持のためにおさえておきたいポイント
 ・開業準備を徹底し、なんとなくを明確化する
 ・経営に必要な資質と磨くべきスキル
 ・自サロンに最適な集客方法
・経営者に必要な知識の習得方法
 ・まず自サロンの数字を把握する
 ・美容室経営の経験者に話を聞く
 ・美容室経営だけでなく経営関連の本を読む
・オーナーが不在でも利益が出る仕組みづくり


美容師としての能力と経営の能力は別


美容室の数は毎年1万軒以上増え続け、現在日本国内にある美容室は25万軒の大台を超えました。すでに市場が飽和状態である美容業界では、経営が立ち行かなくなり、廃業に追い込まれる美容室の数は年間8000軒もあると言われています。 行き当たりばったりな経営ではなく、利益を出し続けるためには、美容室経営に関する勉強と知識の習得は必要不可欠です。美容師として腕がいいのと経営者としての能力があるかは別問題。
ここでは、美容室経営を継続維持していくために押さえておきたいポイントと、経営者に必要な知識の習得方法について紹介します。

美容室を継続維持していくために押さえておきたいポイント

美容室が経営難に陥り、経営に失敗してしまう理由には、どのような原因が挙げられるのでしょうか。 一番の理由としては、やはりオーナーが美容師のまま、美容室経営をしてしまうこと。美容師の技術があるからといって、リピート客が途切れるはずはないだろうと、美容師の経験や勘だけを頼りに、経営者目線を持たずに安易に開業してしまうのは危険です。
優れた美容師が経営者としての能力を持っているとは限りません。スタイリストの頃から、美容室を経営する上で必要となる知識を学びながら、開業までにやっておくべきことをしっかり行い、美容師脳から経営者脳へ切り替えていくことが大切でしょう。
他の業界に比べ、美容室の経営者は、特に経営の勉強をせずに独立してしまう人が多いようです。美容室経営の成功例のまま経営を行って行こうとする人もいますが、自サロンでは再現性のない特殊な仕組みやノウハウであれば、全く意味のない対策になってしまいます。 自サロンのコンセプトやターゲット層、出店地域にマッチする経営か、利益が出る仕組みになっているか、しっかり分析できないと、美容室経営はうまくいきません。 経営スキルやノウハウは経営者になってから学んでいこうでは遅いので、現場で働いているうちに積極的に勉強しておきましょう。

開業準備を徹底し、なんとなくを明確化する

美容室を継続維持し、繁盛させられるか否かは、開業前の準備にかかっていると言っても過言ではありません。 特に開業するロケーションは重要であり、美容室の成功の約7割から8割は、場所によって決まると言われています。自店のコンセプトや客層、地域性に見合った立地が見つかったら、オープンの1ヵ月前までには契約を済ませ、物件選びを含めた開業準備は、それまでに80%は終わらせておきたいもの。
そして独立のゴールはお店ができて終わりではなく、お店を継続させていくことにあります。内装費や固定費にお金をかけ過ぎて、資金ショートを起こしてしまわないためにも、運転資金や設備資金など、しっかりとした資金計画を考えておく必要があります。

経営に必要な資質と磨くべきスキル

美容室オーナーは、サロン経営を左右する店舗運営の責任者です。経営者が店長を兼ねる場合、サービスメニューの料金設定、スタッフの指導や求人募集、経理や資金繰り、顧客管理や集客、商品の選定と受発注、在庫管理、内装アレンジなど仕事内容は多義に渡ります。
サービスについての知識を学び続けることが得意であり、さまざまなことに関して適切な判断を下せる実行力と、市場の動向や流行から先を見越した行動ができる先見性がある人が向いているでしょう。またスタッフを統率していくための社交性やコミュニケーション力が必須です。

自サロンに最適なお客様を増やす集客方法を考える

テナント契約後はオープンに向けた集客のための戦略を練ることに力を注ぎ、オープン後の不測の事態を想定して、いくつか戦略を用意しておきましょう。
オープンから3ヶ月が経過した頃が、新規客数がもっとも減少する時期。さまざまな開業準備で手いっぱいとなり、集客を疎かにしてしまいがちです。いかにオープンからリピートしてもらえるか、また来たいと思ってもらえるか、ターゲットにしているお客様の立場に立った的確なアプローチができているかがカギとなります。
チラシやポスター、ホームページ、DM、SNSなど沢山の販促ツールがありますが、それぞれの特性や利用層を知り、効果が高まる集客を行っていきましょう。

美容室経営は基礎が大事!経営者に必要な知識の習得方法

美容室経営というと、集客や営業などを一番に思い浮かべることが多いかもしれません。成功している美容室に必要な経営力とは、営業力や集客力だけではなく、無理なく利益が生み出せる仕組みを作り、長く継続維持できることにあります。 自サロンの立地条件やセット面の数、コンセプト、技術力などを踏まえて、いかに儲かるかを導き出し、推し進めていくのが経営です。 また付加価値や利便性のあるサロンを目指し、全ての価格を費用対効果で考える癖をつけるのも大切。
経営者には幅広い知識が求められますが、わからないことはその都度学び、専門的なことに関しては専門家に任せるスタンスで良いでしょう。しかしある程度の基礎知識は知っておく必要があります。 特に人を雇い入れる時に必要な労基法や労務管理、事業を運営していく上で必要な資金繰り管理、事業を遂行するための経営戦略に関する知識は身に着けておきたいものです。

まず自サロンの数字を把握する

最低限の数字を理解せずに、利益を継続的に上げていくことはできません。数字をきちんと把握できていれば、売上を上げていく方法がはっきり見えてくるはず。美容室経営において把握しておきたい数字が5つあります。
・売上(1日/月間/年間)
・客数(新規客数/既存客数)
・客単価(月別/累計)
・リピート率(月間/リピーター割合)
・顧客別売上(月間/年間)
売上は「顧客数×客単価×来店回数」で導き出され、それぞれの要素に対して具体的な対策を施すことで、数字は上がっていきます。数字に苦手意識がある方でも、わかるところから実践し、力を入れるべき箇所がいつでも把握できるようにしておきましょう。

美容室経営の経験者に話を聞く

初めて独立開業する場合は尚更、わからないことだらけで悩みは尽きません。そんな時は美容室経営の経験者に話を聞き、アドバイスをもらうのが、悩み解決の近道かもしれません。
どこでつまずいたのか、どうやってうまくいったのかなど、美容室経験者の多くがつまずくリスクや、成功したノウハウを知れば、自サロンの経営に活かせます。 実際に経験した人の生きた情報やアドバイスは、非常に勉強になります。ネット社会となり、情報を得ることは簡単になりましたが、誰に話を聞くかというのが大切なのではないでしょうか。適切で有益な情報を見極め、経営に取り入れていきましょう。

美容室経営だけでなく経営関連の本を読む

美容室経営には、職人として長らく培ってきた美容師脳から、数字や情報、流行に敏感な経営者脳に切り替えていくことが必要です。 美容室経営に関する本のみで知識を学んでいると、図らずも美容師嗜好の店となってしまい、お客様にとってはごく普通な、ありふれた美容室となってしまうケースが見受けられます。
美容師としての勘も大切ですが、経営者として上を目指していくのであれば、市場や消費者に目を向けた経営を行っていかなければなりません。 必ずしも成功できるというルールも教科書もない中、美容業界という枠を超えて、違う世界から何かしらユニークな発想を得るためにも、さまざまな業界の経営本を読むことをおすすめします。

オーナー不在でも利益が出る仕組みづくりが必要


経営者の最たる仕事は、新規顧客やリピーターを呼び込むための仕組みづくり。スタッフが1名であっても、経営について学んでおくことは大切ですが、3名以上になったら、オーナー自らやらなくて良い業務は他のスタッフや専門家に依頼し、できるだけ美容室経営に注力することが必要です。
特に経営者に成りたてのオーナーは、数値については把握しておく必要がありますが、経理作業にかかりきりになるのは避けなければなりません。集客ノウハウやデータ分析をなど、勝ち残っていくための戦略を考えるのに時間は割きたいものです。 美容室経営に不安がある場合は、しっかり専門家のアドバイスを受け、日々勉強と行動を繰り返し、オーナーが不在でも利益が出る仕組みづくりを行っていきましょう。

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