.jpg)
目次
|
・美容室の予約でよく使われるシステム ・「Googleで予約」のメリット ・Googleのアカウントがあれば誰でも使える ・Google検索ですぐに利用できる ・Googleマップからも検索できる ・「Googleで予約」のデメリットは? ・最初に契約が必要 ・メニューが少ししか掲載できない ・管理が少し複雑 ・「Googleで予約」のデメリットを知ってから利用しよう |
美容室の予約でよく使われるシステム

美容室を経営していくうえで大切なのが予約システムです。かつては電話予約やリピーターの顧客は、来店時に次の予約を入れるなどして対応していました。インターネットが普及し、多くの人がスマートフォンを持つ現在では、何らかのオンラインの予約システムの導入が必要といえます。 現在多くの美容室が利用しているのがクーポンサイトではないでしょうか。美容室やネイルサロン、エステなど美容系のお店を検索し予約ができるポータルサイトです。利用するユーザーにとっては、初めていくお店でクーポンが使えたり、料金の割引が適用されたりとお得に利用できます。
美容室は、利用料を支払って店舗情報を掲載し、ユーザーからの予約が受けられるようになっています。美容室を探しているターゲットに宣伝しやすいですが、フォーマットが統一されているため掲載できる情報が限られ、他の美容室との差別化が難しいというデメリットがあります。
「Googleで予約」のメリット
「Googleで予約」は、海外で導入され利用している業態も多いGoogleのサービスです。レストランやフィットネススタジオのレッスン、コンサートや演劇など各種チケットなどがオンラインで簡単に選んで予約ができます。日本でも、飲食店は「Googleで予約」のシステムを使って予約ができます。最近美容室の予約もできるようになりましたが、美容室で「Googleで予約」を導入しているところはまだまだ少ないようです。Googleは、検索エンジンとしては日本も含めて世界でシェアが第一位です。そのGoogleのサービスを利用して予約ができるシステムは、多くの業種にとってメリットがあるといえるでしょう。特に、地名と業種で検索して上位表示される美容室ならば、ユーザーの目に留まりやすく「Googleで予約」を導入する恩恵が多く受けられるはずです。 「Googleで予約」は今後さらに多くの業種で利用が可能になり、予約サイトを通さず直接お店に予約して来店するというスタイルが定着していくかもしれません。
「Googleで予約」のメリットは何か、具体的に詳しく見ていきましょう。
Googleのアカウントがあれば誰でも使える
「Googleで予約」を利用する際、ユーザーは無料です。導入する美容室もGoogleのアカウントを持っていれば使えます。ユーザーが使う場合は、個人のGoogleアカウントさえあればいいのですが、美容室がGoogleで予約システムを利用する場合は、Google ビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)に登録が必要です。Google ビジネスプロフィールに登録すると、Googleで検索して表示される自分の美容室のページを管理できるようになります。ホームページや、住所や電話番号、営業時間など基本情報の他にも、お店の外観や店内の雰囲気、メニューや料金などの写真やストリートビューを掲載できます。 また実際に美容室に来店した顧客が口コミを載せることもできます。
※「Googleマイビジネス」は、2021年11月に「Google ビジネスプロフィール」に名称変更しました。
Google検索ですぐに利用できる
Googleを使って美容室を検索すると、いくつかのお店の情報が出てきます。「Googleで予約」を導入していれば、美容室の情報のところに予約ボタンを表示できます。ユーザーは予約するかどうか、そのお店の情報をページで確認して、予約するときはボタンをタップします。メニューやスタイリストを選んで、希望する日時を選ぶなど数回のタップで予約が完了するので、クーポンサイトや予約サイトを利用するよりもずっと簡単に予約ができます。Googleマップからも検索できる
Googleマップを使って現在地から近くにある美容室を探す場合も、「Googleで予約」が使えます。マップで表示された店のページに、問い合わせや行き方などと一緒に予約ボタンが出てくるので、それをタップして空き時間を確認して予約すれば、あとはGoogle検索と同じように簡単に予約できます。「仕事帰りに行きやすい美容室」や「待ち合わせの前に行ける近くの美容室」などで検索する人もいるので、Googleマップからの予約ができると、従来のターゲットにしていた顧客とは別の導線での集客ができるようになるでしょう。 予約が完了すると、ユーザーには登録したアドレスに確認メールが届き、美容室でも「Googleで予約」から予約した人を管理できます。
「Googleで予約」のデメリットは?
オリジナルの予約システムの導入には、多大なコストがかかる場合も多く、新規開店する美容室などにとっては大きな負担となる場合もあります。しかし「Googleで予約」なら、Google ビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)のアカウントがあれば安価で(費用は契約パートナーと要相談)利用できるのでとても便利です。「Googleで予約」を導入するだけで、新たな顧客開拓ができるようになるので、広告費を抑えることもできます。しかし、「Googleで予約」にもデメリットがあります。予約システムは、美容室の集客や売り上げにも大きく影響するので、簡単に使える、コストが抑えられるといった理由だけでなく、総合的に比較して、自分の美容室に一番適した予約システムを選ぶ必要があります。「Googleで予約」以外の別の予約システムを併用するやり方もいいでしょう。
最初に契約が必要
「Googleで予約」を利用する場合、まずはGoogle ビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)への登録と別途予約システムの登録が必要です。予約システムに登録した美容室のメニューや料金がGoogle ビジネスプロフィールに反映されるので、セットで登録しましょう。「Googleで予約」が対応している予約システムを選ぶ必要がありますが、今後対応するシステムは順次増えていくと思われます。また、すでに別のクーポンサイトや予約サイトを利用していて「Googleで予約」も導入したい場合、予約の重複が心配になりますが、オプションで2つの予約システムを管理する方法もあります。
メニューが少ししか掲載できない
「Googleで予約」に掲載できるメニューの情報は、クーポンサイトなどに比べると少ないといえます。画像が表示されず、テキストの文章だけでメニューの内容をユーザーに判断してもらわなければいけません。有料で利用できるクーポンサイトや予約サイトの方が、より詳細なメニュー情報を掲載できるでしょう。ただし、「Googleで予約」が美容室でも利用できるようになってまだ日が浅いので、今後改善されていく可能性はあります。
管理が少し複雑
「Googleで予約」から予約が入ると、加入している予約システムの方にも自動で反映されます。また予約システムの方に入力した予約情報もGoogle ビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)に反映されます。またGoogleの検索で表示されるページのメニューを変更したり、追加したりする場合も予約システムから行う必要があり、Google ビジネスプロフィールからはできないので注意しましょう。「Googleで予約」を使い始めてしばらくは、管理が複雑で戸惑うことがあるかもしれません。
「Googleで予約」のデメリットを知ってから利用しよう

「Googleで予約」は、世界最大手の検索エンジンGoogleを使って予約が簡単にできるシステムです。飲食店の予約はすでに日本でも導入されているので、利用したことがある人もいるでしょう。美容室の予約もできるようになりましたが、まだ導入しているところは少数のようです。
「Googleで予約」を使えば、検索結果やGoogleマップからダイレクトにお店に予約を入れられます。検索で表示されるページを充実させることがポイントです。写真を多く掲載してイメージしやすいようにしましょう。ストリートビューで店内を表示するのもいいですね。美容室のページが上位に表示されると、予約も増えるでしょう。
「Googleで予約」を利用するには、Google ビジネスプロフィールと予約サイトへの登録が必要です。広告効果も考えて、コストと比較して導入を検討してください。
※「Googleマイビジネス」は、2021年11月に「Google ビジネスプロフィール」に名称変更しました。
美容室の顧客管理・経営・販促に関するご相談はサロンPOSシステムのSCATへ
お問い合わせはこちら