美容サロン経営にSNS集客は必須
SNSとは、Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略称です。SNSは登録した個人や企業などのアカウントを繋げて、インターネット上に社会的ネットワークを創り出すことを可能にします。そんなSNSを、企業や個人がビジネスシーンで利用する動きも年々活発になっています。
美容サロンにおいてもそれは例外ではなく、むしろ顧客とのコミュニケーションや見込み客の集客ツールとしてSNSは大いに利用するべきでしょう。
美容サロンの集客にはどんなSNSが向いているのか?
2000年代に入り、SNSはインターネットとスマートフォンを介して世界中に広まりました。2021年現在でのSNS 利用人口は全世界で42億人、日本国内では7,000万人以上とされており、SNSは新時代のコミュニケーションツールとして定着したといえるでしょう。SNSのプラットフォームも数多く存在し、実名登録制で今のSNSシーンを作った「Facebook(フェイスブック)」や、画像投稿に重点をおいた「Instagram(インスタグラム)」、短文投稿の「Twitter(ツイッター)」が3大メジャーSNSとして認知されています。また、動画投稿に特化したSNSやコンテンツ制作に重きをおいたもの、音声のみでやりとりするものなど多種多様なSNSサービスがインターネット上に存在しています。数あるサービスのなかで、美容サロンの集客にはどのようなSNSが向いているのでしょうか?各メジャーSNSを比較して、美容サロンの集客に効果が期待できるSNSを検証しましょう。
美容サロンと相性のよい「Instagram」と「Facebook」
Instagram(インスタグラム)は画像投稿に特化したSNSです。女性や若年層を中心に人気が広まり、2021年現在では国内に3,000万人のユーザーがいます。24時間限定投稿の「ストーリーズ」や動画投稿の「リール」など、画像や動画の投稿に力を入れているので美容サロンとも非常に相性がよいといえます。Facebook(フェイスブック)は現在のSNSブームの火付け役ともいえる代表的な存在です。実名登録制なので安心して使え、メッセージ機能が充実しているので友達や趣味のコミュニティーとインターネット上でリアルにつながれます。フェイスブックでは個人アカウント以外に企業ホームページのような使い方ができる「フェイスブックページ」がもてます。フェイスブックページは登録できる情報が多く、イベントページなども制作できるのでビジネスユースの使い勝手がよくなっています。
拡散が魅力の「Twitter」と個別に配信できる「LINE」
Twitter(ツイッター)は140文字(半角で280文字)の短文投稿SNSとして世界中で利用されています。ツイッターには「リツイート」 と呼ばれる、他者の投稿を自分のタイムラインに表示できる機能があるので、情報を一気に拡散できます。これによりツイッターはニューストピックが幅広く共有される一面をもっています。LINEは個人間の連絡に特化したSNSで、アジア圏を中心に多くのユーザーがいます。従来の電話に代わる連絡ツールとして、スマートフォンの普及と共に多くの人に使われるようになりました。LINEではビジネス用の「LINE公式アカウント」を作成でき、キャンペーンイベントの告知やクーポン配布などに幅広く利用されています。
そのほかのSNSをどう使うか?
2021年現在、数多くのSNSが存在していますが、近年注目を集めているのが TikToK(ティックトック)です。ティックトックは動画投稿に特化したSNSで、十代の若者を中心に人気に火が付きました。最大で3分間の動画を投稿でき、ライトユーザーからビジネスユースまでさまざまな使い方が可能です。TikToKの人気は今後ますます広がる勢いをみせています。そのほかにも画像収集SNSのPinterest(ピンタレスト)は、収集した画像からユーザーの購買行動につながりやすく、企業マーケティングにおいての成功事例も数多くあります。美容サロンのアカウントをピンタレスト上で見つけてもらえれば集客につながる可能性があります。
これらの新興SNSもうまく利用すれば、集客率の上昇が期待できるでしょう。
美容サロンの集客に使えるSNSのテクニック
美容サロンの集客率を上げるためにSNSは大変有効なツールとなります。しかし、ただ漠然と投稿を繰り返すだけではなかなか集客につながりません。では、どのようにSNSを使っていけばよいのでしょうか?自分たちの美容サロンの魅力を伝えるためには、投稿にのせる画像に徹底的にこだわる必要があります。現在のSNSはスマートフォンからすぐに画像を投稿できる仕様になっています。スマホに内蔵されたカメラの性能や画質は年々向上していますので撮影自体はスマホでも構いませんが、なるべくカメラ性能の高い機種で撮影するようにしましょう。また、画像撮影時の照明や背景の映り込みにも気を遣うと見栄えのよい画像が撮影できます。近年は動画によるSNS投稿も増えてきており、今後は動画投稿が主流なコンテンツになることが予想されます。前述した照明や背景の注意点は動画にもいえることなので、SNS用の動画撮影にもぜひ取り入れてみましょう。
さらに撮影以外にも、SNSには美容サロンの集客に使えるテクニックが多くあります。どのようなテクニックがあるのか、以下に紹介します。
#(ハッシュタグ)を使いこなす
近年のSNSでは投稿に#(ハッシュタグ)をつけるのが常識となっています。ハッシュタグを付けたキーワードがユーザーから検索されると、自分の投稿が表示されやすくなります。ハッシュタグを使うときには、キーワードのボリュームを意識して使いましょう。同じキーワードを使っているユーザーが多ければ多いほどハッシュタグのボリュームが増えてしまい、同じキーワードで検索された投稿の数あるひとつとして埋もれてしまう可能性があります。逆にキーワードを複雑にしすぎてしまうと、ハッシュタグは検索されにくくなってしまいます。適切なハッシュタグを決めて、投稿を検索されやすくするのもSNS集客のテクニックのひとつです。
日時を決めて投稿する
美容サロンのアカウントをSNS上で認知してもらうためには、こまめに投稿をする必要があります。できれば毎日投稿をアップデートしたいところですが、 このときに気をつけたいのがSNSの投稿時間です。確実に投稿を見てもらうには、見込み客がSNSをチェックするであろう時間帯を狙って投稿する必要があります。一般的なSNSのチェックされる時間帯は、通勤時間や昼食、夕食の後などです。この時間帯を狙って投稿をアップしましょう。また、リアルタイムで時間を決めた投稿をするのが難しい場合には、SNSの予約投稿を使いましょう。投稿の時間予約は各SNSでサービスしているほか、外部アプリを使用するケースがあります。自分の使うプラットフォームにあわせて予約投稿の利用を検討しましょう。
SNSの有料広告を使ってみる
SNSには有料で投稿を広告化できる機能があります。SNSごとに仕様は違いますが、広告の規模やリーチ条件ごとに料金が決まっており、それを自分で選択できるシステムがほとんどです。広告にかける料金によって変わりますが、この機能を利用すれば一気に数百から数千のユーザーに美容サロンの投稿を届けられます。SNS広告は比較的少ない予算で始められ、広告効果が高いので是非サロンの集客に取り入れたいシステムです。
SNSを上手に使って美容サロンの集客率をアップ
SNSは、インターネット上で人々の関係性を繋げる新しい社会インフラといえます。各SNSプラットフォームは日々サービスをアップデートしており、新しい機能やコンテンツを増やしています。SNS利用者の人口も今後増え続けることが予想されており、SNSを使用して調べものや買い物をする流れが新しいライフスタイルとして定着しつつあります。
これからは美容サロンもSNS上で宣伝や集客を行い、顧客とのコミュニケーションをとるかたちが主流になるのではないでしょうか。時代の流れにうまく乗ってSNSを最大限利用することが、美容サロンの集客と経営を成功させる近道となるでしょう。
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