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独立失敗?開業してもうまくいかない美容師の共通点とは

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街を歩いているとふとした瞬間に見慣れない建物を見かけることがあります。新しいお店ができていることも少なくありません。中には半年と経たずにお店が変わるさまも珍しくないでしょう。それだけの数のお店が起業し、失敗しているのです。独立を考えている美容師にとっては気になりますよね。失敗する店舗、生き残る店舗にはどんな違いがあるのでしょうか。

目次
・どんな店舗が生き残る?失敗しないための最低条件
・失敗する美容室の最低条件
 ・はじめから高価格のメニューばかりにする
 ・以前働いていたお店と同じように考えている
 ・前のお店のお客様がリピートしてくれると想定
・事前準備はしっかりとしておこう
 ・失敗例をたくさん見る
 ・商圏のマーケティングはしっかり
 ・数字に強い人を味方につける
・軌道に乗るまで持ちこたえられるかが勝負!

どんな店舗が生き残る?失敗しないための最低条件

何もしなくても、開店直後からお客さんがコンスタントに来る、などということはほとんどありません。手を尽くしたとしても、途切れずにお客さんが来るようになるまでは時間がかかるのが普通です。独立を成功させ美容師としてやっていくためには、数ヶ月はお客が来なくてもやっていけるだけの資金を準備してから開業しましょう。
もちろん、確実に成功すると言い切ることはできませんが、事前準備を可能な限り行っておくことで、リスクは減らすことができます。よくある失敗理由と失敗しないためにどうすればいいのか見ていきましょう。

独立するなら気を付けたい…失敗する美容師の共通点

ネットで独立開業のリスクについて調べると、企業生存率という文字が目につきます。その数値はサイトによりさまざまで、10年後には5%とも26%ともいわれています。
中には70%と高い数字で掲載されているデータも存在しますが、短期間に倒産した企業がデータに入っていないため、もっと多くの企業が開業に失敗していると考えるのが妥当です。
甘く見積もっても3割以上の企業が10年の節目を迎えられずに倒産していくとのことですが、具体的にどうなったら開業に失敗したと考えるべきでしょうか?
結論は、はっきりしています。お金がなくなったときです。簡潔でわかりやすい指標ですが、お金なくして生活していくことはできません。それは開業した美容師も同じです。
赤字が続いて事前に確保していたお金が底をついたときや、これ以上お店を続けると借金をしなくてはいけなくなってしまうボーダーに達してしまったときが、失敗が確定するタイミングといえるでしょう。
長年追い続けてきた夢ですが、引き際も大切です。立て直しがきくうちに撤退を決めれば、もう一度作戦を練り直してチャレンジする機会をうかがうこともできます。
そうはいっても、できれば一度で決めたいもの。失敗しないためにはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。失敗する美容師に共通する特徴を知っておきましょう。

腕に自信があるから大丈夫?初めから高価格のメニューばかりにする

よくある失敗の例に、メニュー設定が高額すぎるということがあります。前に働いていたお店では腕がいいと評判だったからこれくらい取ってもお客が来るとか、初めから安くしてしまうと値上げがしにくいとか、高額設定をするにあたっての理由はさまざまですが、お客さんには関係ないことです。
新規開店の場合は、お店の知名度がない状態なので、初めから高くしてしまうとそれだけでお客が来なくなってしまいます。また、長い時間をかけて丁寧にやればお金を取れるという考え方は変えておくべきです。高価格にしたいなら、一人あたりにかける時間ではなくサービスを増やし付加価値を付けましょう。

以前に働いていたお店と新しく作るお店を同じように考えている

以前、ほかの店舗で働いていた経験がある人は、その経験でものを考えがちです。やとわれで働いていたということは、少なくとも2人以上で回しているはずですが、その部分を考慮しないまま、経営方法だけを真似してしまうと失敗の原因となります。
2人以上の人員で分業していたからこそ可能だった部分を、1人でもできると思って業務に組み込んでしまうと、そのうちほころびが出て破たんしてしまいます。
真似をすることは悪いことではありませんし、いいところは見習うべきですが、自分の開業するお店に合ったやり方か考え、無理があるならその部分を見直しましょう。

前のお店のお客さんがずっとリピートしてくれると想定している

開業を考えるくらいに経験を積んだ美容師なら、下積み時代に働いていたお店で懇意にしてもらっていたお客さんが何人かいると思います。そういったお客さんを新しいお店に招待するのは当たり前といってもよいことですが、そこに失敗の種があります。
一般的に新規に美容サロンを開設するときは、ほかのお店と商圏が被らないように設定するはずです。そのため、前のお店のお客さんはご祝儀がわりにオープンの時だけ来てくれる人だと考えておかないといけません。
よっぽど気に入ってもらっていればその限りではありませんが、遠いお店に通い続けてくれる人は非常にまれです。

失敗しない独立のために!事前準備はしっかりしておこう

失敗例を探せばたくさん出てきます。美容師仲間に聞いてみれば、それこそ聞き飽きてしまうほどに情報を集めることができるでしょう。
開業して仕事を軌道に乗せるまでには、とにかくお金がかかります。美容師のように、店舗を構えてお客を呼び込むスタイルの仕事は特にその傾向が顕著です。
物件を借りたり、美容サロンとして開店できるように内装を変えたり、ワゴンやレジ、専用の椅子などを手配したりと、事前準備だけで大変な手間とお金がかかります。
手がかかるだけに、一度お店を始めたら移転をするのは容易ではありません。そのため、開業前の事前準備が何より大切です。ここで失敗をしてしまっていたら、開店する前から閉店の未来が確定してしまうといっても過言ではありません。
美容師としての経験は十分積めているでしょうか。事業について相談できる人に心当たりはあるでしょうか。自分で事業を興すなら、技術的なことだけでなく料金や税金、経費などの数字にも明るくなくてはなりません。お客さんとの折衝も自分で行う必要があります。後悔しないお店作りのためにも、事前準備は手を抜かずにしっかり行いましょう。
では、具体的には何をすればよいのでしょうか。

失敗例をたくさん見て同じ轍を踏まないようにしよう!

何よりもまずは情報収集です。上述したような失敗例にできるだけ触れて、営業開始までに不安要素をなくしておきましょう。身の回りの人だけでなく、ネットで開業失敗の体験談なども手軽に見られます。集めた情報の数だけ、同じ理由で失敗するリスクを避けることができるようになります。見つけた体験談を分析して、自分が同じ失敗をしないよう、事前に打てる手立ては打っておきます。いい方法が思い浮かばないときは、同業の知り合いに相談するのもよいでしょう。また、全然関係ない分野の人に聞いてみるのもおすすめです。美容師では気づきにくい視点から、目から鱗のアイディアが飛び出すかもしれませんよ。

商圏のマーケティングはしっかり

自分がお店を開く物件を決める前や決めた後には、周辺の情報収集を抜かりなく行います。特に周辺にどのような層の住人が、どのくらいの人数住んでいるかは重要です。価格帯やコンセプトを決めるにも、客層やどれくらいの集客が見込めるかを把握してないと難しい部分があります。
例えば、一人暮らしの社会人が多いエリアで、ファミリー層に特化したお店を開いてもそれほどの集客は見込めないでしょう。ターゲットの客層を見極められなかった時点で、開業が失敗すると考えておいた方が無難です。長く来てくれるお客さんを集めるためには、適切なコンセプトと適切な価格設定が大事です。そのための情報収集は怠らないようにしましょう。

数字に強い人を味方につける

実際に開業してみると、広告費に税金に人件費にと、考えないといけない数字はたくさんあります。美容師としての腕は良くても、数字に強くない人は少なくないので、数字に自信がない限りは税理士に依頼して連携をするのが大事です。開業後に苦手な計算を行って、間違いが起こったり、オーバーワークになってはいけません。頼れるところは外注にしてしまうこともときには必要です。また、後々人を増やすなら、待遇面への考慮も大切です。待遇が悪いと人が居つきませんし、人材が育ちません。自分でやることと、人に任せることのバランスを見極め、無理のない開業計画を練りましょう。

美容師の独立は軌道に乗るまで持ちこたえられるかが勝負!

新規に開業するお店に必要なものは信頼と実績です。腕に自信があるからという主観的な理由で、高価格な値段設定にするとそもそもお客さんが来てくれません。信頼がないからです。
また、信頼を得るためにはきちんとした仕事を見せるという実績が必要ですが、お客さんが来てくれないと仕事を見せることすらできませんよね。開業直後から十分な人数のお客さんが来てくれるとは限らないので、ある程度赤字が続いてもいいようにしてから開業するのがおすすめです。資金が尽きる前に軌道に乗せられるように、事前に準備できることは可能な限りしておきましょう。

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