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美容師の開業に必要な資格は2種類!どうすれば取れる?

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美容師が独立開業するための資格は2種類あります。美容専門学校を卒業すれば取得できる美容師資格は必須で、開業後に別の美容師を一人でも雇う場合は管理美容師資格も求められます。管理美容師資格を取るには3年以上の実務経験が必要で、研修も受けなければなりません。
ただし、サロンを開業すること自体の資格は不要です。

目次
・美容師が開業する時の資格は条件により異なる
・開業するだけでも美容師資格が求められる
 ・美容師免許の取得方法
 ・美容師資格を取るために専門学校か短大の卒業が必要
 ・サロンの開業自体に必要な資格はない
・開業後に美容師を雇うために必要な資格
 ・管理美容師資格の取り方を確認しよう
 ・美容師として3年以上働く必要がある
 ・管理美容師を雇う方法のメリットは
・求められる資格を知れば開業は怖くない!

美容師が開業する時の資格は条件により異なる


美容師が独立などの手段によりサロンを開業する時は、2種類の資格が必要になります。言うまでもなく美容師免許は必要ですが、仮に開業後に自分以外の美容師を雇うことも考えているならば、他の美容師に指示を出すための管理美容師資格も取得しなければいけません。
言い換えれば、経営者自身がサロン唯一の美容師である場合は、美容師以外の資格は必要ありません。ただ、開業後に店が軌道に乗ると人手が足りなくなることは珍しくありませんから、早めに管理美容師資格を取得しましょう。どうしても資格取得が難しければ、管理美容師を雇うことも可能です。

開業するだけでも美容師資格が求められる

既に美容師としてサロンで働いている人ならば、もちろん美容師資格を持っているはずですが、将来自分のサロンを開きたいという夢を持っている人は、どのような資格を取って開業を目指せば良いか想像するのが難しいですね。そこで、美容師が開業する時に必要な資格について解説します。
美容師自身が開業する場合は、もちろん美容師免許が必要です。一般的なヘアサロンのみならず、まつげを見栄えよくするマツエクの施術にも美容師資格が求められます。ただし、ネイリストには民間資格しかなく、開業にあたって美容師免許などの国家資格は不要です。 美容師またはマツエクのアイリストとして開業する前提だと、必ず専門学校か短大を卒業して美容師資格を取らなければいけません。さらに、サロンで経営者自身も含めて2人以上の美容師を雇う場合は、管理美容師という資格を持つ人も在籍する必要があります。
サロンの開業自体に資格は必要ないため、美容師と管理美容師を雇って、自分は経営に専念することも可能です。ただ、いきなり複数人を雇って開業することは現実的ではありませんし、美容師の業務を知らなければ経営も困難ですから、資格を取得するか否かは別として内容を確認してください。

美容師免許の取得方法は?

日本で取れる資格には、大きく分けて国家資格と民間資格があります。国家資格は自動車運転免許や教師、弁護士などで、その資格を持たないと開業できないものが多く含まれます。一方でTOEICなどの民間資格は、企業や団体が私的に認定するもので、開業には必要ないものがほとんどです。
サロンで働くために必要な美容師資格は国家資格に該当するため、開業する場合はもちろん、ただ雇われて働くだけでも取得が義務付けられます。また、無資格で美容師として働きながら資格取得を目指すことはできず、美容師資格を取れる学校を卒業しなければなりません。

美容師資格を取るために専門学校か短大の卒業が必要

厚生労働省によると、美容師資格を取るためには高校以上の学校を卒業していなければいけません。ただし、当分の間は中学校卒業でも可能とされているため、事実上学歴不問であると言えます。その上で、美容師免許を取得できる学校に通って卒業することが必要です。
美容師資格を取得できる学校の多くは専門学校で、少数ながら短大と大学も存在します。資格取得に必要な就学年数は2年です。ただし、自宅でテキストを読んで学習し、実技とテストなどを学校で履修する通信教育課程を受講することも可能であり、その場合は3年間在籍して卒業することができます。

サロンの開業自体に資格は必要ない

見落としがちな点ですが、実はサロンを開業するだけなら美容師資格は必要ありません。経営者が資格を持っていなくても、別に美容師を雇用すればサービスを提供することが可能なためです。ただし、2人以上の美容師を雇うなら、後述の管理美容師資格を持つ従業員も必要になります。
また、開業には美容師資格は求められないものの、税務署などに必要な書類を提出し、保健所にも開設届を出して立入検査を受ける義務はあります。さらに、店が防火基準を満たしているかどうかを消防署等に確認してもらうことも必要です。資格取得とは別ですが、開業の際に注意しなければなりません。

開業後に美容師を雇う時に必要な資格

ここまで説明してきたのは、サロンを開業して自分自身で働く、または1人の美容師を雇う場合に必要となる資格です。ただし、サロンで働く美容師が2人以上いる場合は、管理美容師という資格が別途必要となります。文字通り、美容師たちの衛生状態を管理するための資格です。
美容師法第12条の3は、常時2名以上の美容師がいる場合は管理美容師を置かなければならないと定めています。この文言をそのまま解釈すれば、美容師が2名以上いても、1名ずつ出勤するなら資格は不要であると捉えられますね。とはいえ多忙で美容師を増やす時のことを考えると、資格を取得したほうが無難です。 学校を卒業するだけで取れる美容師資格と違い、管理美容師資格は3年以上の実務経験が必要です。つまり、美容師資格を取った直後に開業する場合は、管理美容師資格を持たないまま営業することになります。開業時から数人の美容師を雇うなら、別の店で働いて資格を取る必要があります。
ただし、管理美容師は経営者が兼務していなければならないわけではなく、通常の美容師と同じく資格を持つ人を雇って開業することも不可能ではありません。その場合は、管理美容師が退職するリスクがあることを認識しましょう。

管理美容師資格の取り方を確認しよう

前述のように、管理美容師資格は学校を卒業しても取得できませんが、大前提として既に美容師資格を取得済みでなければなりません。それに加えて美容師として3年以上勤務し、さらに講習会を受講して美容室の衛生状況調査を受けることで、ようやく管理美容師資格を得られます。
管理美容師資格認定講習会は合計18時間受講すれば済むため、学校卒業よりハードルは低いと言えます。また、資格を得るにはサロンの衛生状況検査も受ける必要がありますが、この検査に合格すれば信頼性が高まります。1人で働く場合でも、開業後の早い時期に管理美容師資格を取ることがベストです。

美容師として3年以上働く必要がある

管理美容師資格を取るには、美容師として3年以上の実務経験が必要です。ここで注意が必要なのが、美容師免許を持たずにアシスタントなどを務めていた期間はカウントされないということです。美容師免許を取得した後に3年間、美容所として登録されているサロンに勤務することが要求されます。
3年以上の経験を積んで管理美容師の資格を得られるようになっても、国や学校からの通知は届かないので気を付けましょう。また、都道府県によって異なりますが、講習会は年に2回程度しか開催されませんから、開業後の忙しい時期に受講する場合は一層のスケジュール管理を心がけましょう。

管理美容師を雇う方法のメリットは?

ここまでは自分自身で管理美容師の資格を取得することを前提にしてきましたが、2人以上の美容師をサロンに勤務させる場合でも、雇う美容師の中に1人でも管理美容師資格を持つ人がいれば自分で資格を取る必要はありません。開業後の経営に専念できることがメリットです。
ただ、可能な限り経営者自身が管理美容師資格を持つことが無難と言えます。開業後に管理美容師の資格を持つ他人を雇って複数人の美容師を従事させると、管理美容師が急に退職した時に営業を続けられなくなるからです。サロンの信頼性も高まるため、開業する美容師自身が資格を取りましょう。

美容師に求められる資格を知れば開業は怖くない!


サロンの開業にはいくつも資格が必要なイメージがあります。しかし実際に必要となる資格は美容師免許と管理美容師のみで、専門学校を卒業して3年働き、講習を受ければ取得可能です。美容師資格の合格率は2月試験で約80%ですから、真面目に勉強すれば難なく合格できます。
開業の時に必要なのは資格ばかりではありません。むしろ、集客に適した立地を選んで快適な店を開業し、お客様に喜んで頂けるサービスを提供することのほうが資格取得より難しく重要です。美容師資格を得ることは開業のスタートラインに過ぎませんから、怖がらずに資格取得にチャレンジしましょう。

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